韓国検察が26日、同性の後輩選手に対してわいせつな行為をしたとして起訴されたショートトラック元韓国代表の林孝俊(イム・ヒョジュン)被告(23)=写真=に懲役1年(執行猶予2年)を求刑した。林孝俊被告は2018年平昌冬季五輪の金メダリストだ。
ソウル中央地裁刑事第20単独のオ・ドクシク部長判事を裁判長として行われた同日の初公判で、検察が求刑した。林孝俊被告は昨年6月、鎮川選手村でトレーニング中だった韓国代表の後輩Aさんのズボンを引っ張って体の部位を露出させたとされている。検察は昨年12月に林孝俊被告を強制わいせつで起訴した。
林孝俊被告側は同日の公判で、ズボンを脱がせたのは事実だが、わいせつ行為をする意思はなかったので罪にはならないと主張した。同被告の弁護人は「被告は後輩にいたずらをしようとして予期せずズボンが脱げただけ」と言った。しかし、Aさん側の弁護人は「意図していなかったら現場ですぐに謝罪すべきだが、被告は遠くへ逃げて、Aさんをからかい続けた。しかも、女子選手たちも一緒にいる現場で、Aさんの特定の部位を露出させたのは強制わいせつにあたる」と述べた。林孝俊被告に対する一審判決は5月7日に行われる予定だ。