旭日旗は日本の自衛隊の象徴だ。世界各国の軍隊は自国の旗とは別に軍隊を代表するシンボルが入った旗(軍旗)を掲げている。明治時代の1870年に日本の陸軍が創設された際、旭日旗が軍旗に採用されたものが、現代まで続いている。しかし、韓国や中国など日本に侵略された国々の旭日旗に対する視線はそれとは異なる。日本が帝国主義時代の日本の軍旗に旭日旗を使用したためだ。事実、敗戦後かなりの期間、日本でも旭日旗は軍国主義の象徴とされ、極右団体の会員が愛用していた旗だった。
問題は、こうした歴史的事実を知らない人が少なくないため、スポーツ界で旭日旗が頻繁に使われていることだ。朴智星(パク・チソン)、李栄杓(イ・ヨンピョ)が所属していたことでも有名なオランダのPSVアイントホーフェンも今年9月、日本の有望選手が入団したことを告知した際、旭日旗のデザインを使った。FIFAは2018年のロシアW杯時に旭日旗を顔に描いた日本のファンの写真を公式インスタグラムに掲載した。