同地裁は「被告らは有名芸能人や友人として複数の女性に対して性犯罪をはたらいてはグループチャットで内容を共有し、女性を単なる性的快楽の道具として考えていた。被告人たちの年齢は高くはないが、これを好奇心やいたずらと見るには犯行があまりにも重大で深刻なため、厳重な処罰は避けられない」と判決理由を説明した。
同地裁はまた、「(チョン・ジュニョン被告とチェ・ジョンフン被告は)人気歌手で、それによって得られた名声と財力に見合った社会的責任を負うのは当然だ。性的関係の動画などがグループチャットで共有されたことを後に知った被害者たちが感じたひどい苦痛は察するにあまりある。ゆがんだ性意識に端を発する特殊強姦という罪質を考慮し、厳重な責任を問う判決だ」と述べた。
拘束状態で裁判を受けてきたチョン・ジュニョン被告とチェ・ジョンフン被告は同日、黒のスーツ姿で出廷し、50分間に渡る判決の間、固い表情でうなだれていた。2人は実刑が言い渡されると、顔を両手で覆ってしばらくの間、泣き続けた。