中国人留学生ら、香港支持する韓国人学生の写真アップし「港独分子」「あばずれ」

 ソウル市内の世宗大学では19日、韓国人学生2人と中国人留学生1人が対峙(たいじ)して大声で言い合っていた。韓国人学生が香港デモ支持の壁新聞をはろうとしたところ、中国人留学生が黒いペンを持って来て、壁新聞の上に「独島は日本領土」と書いたため言い合いになったのだ。中国人留学生が「香港がそんなに好きなら香港に行け。香港は中国領土なのに、韓国に何の関係があるのか」と言った。韓国人学生は「壁新聞に落書きしたことに対して謝罪してください!」と対抗した。それから数時間後、壁新聞は刃物でズタズタに切られた状態で発見された。

 韓国人学生たちによる香港デモ支持運動の強度も上がっている。ソウル大学・延世大学・東国大学など大学生約50人が活動している「香港の真実を知らせる学生の会」は19日、ソウル市中区の駐韓中国大使館前で記者会見を開き、「習近平政権と香港当局は香港抗争弾圧を中止せよ」と叫んだ。これら学生たちは23日、ソウル市庁広場前に集まって集会を行う計画だ。

 ソウル大学総学生会は17日、各学部の学生会長が出席した連席会議を開き、香港デモ支持運動参加を満場一致で決定した。高麗大学安岩キャンパスの政経学部裏門には「奴隷になりたくない者たちよ、立ち上がれ!」という見出しの壁新聞が掲げられた。ここには16日から四日間、香港支持を表明した同大学の学生245人の実名が書かれていた。

チェ・ウォングク記者
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