放火犯には強盗の前科 精神的疾患も?
18日に京都のアニメ制作会社が放火された事件で、韓国人1人が負傷していたことが分かった。
韓国外交部は19日、「火災が発生したアニメ制作会社『京都アニメーション』に勤務していた韓国人Aさん(35)=女性=が重傷を負い入院、治療を受けている」と明らかにした。Aさんは火災によりかなり深刻なけがを負ったとのことだ。
京都府警は同日の記者会見で、同社に火をつけて33人を死亡させ、Aさんを含めて36人を負傷させたのは、青葉真司容疑者(41)であることを発表した。青葉容疑者は京都アニメーションの1階入口からガソリンと推定される液体をまいて火をつけた後、100メートルほど逃走したところで倒れて警察に逮捕された。
逮捕時、「小説を盗んだので、火をつけた」と言ったと伝えられているが、全身に重度のやけど負って意識不明に陥り、詳しい犯行動機はまだ明らかになっていない。
NHKによると、青葉容疑者は2012年に茨城県内のコンビニエンスストアで強盗事件を起こし、現金を盗んで逃げたとして懲役3年6月の実刑判決を受けたという。服役後、埼玉県内にある前科者などの更生保護施設で生活、2-3年前から同県内のアパートで暮らしていたとのことだ。NHKは「関係者によると、青葉容疑者は生活保護を受けていて、精神的な疾患があるため訪問看護を受けることもあったということだ」と報道している。
また、近所の住民は青葉容疑者について、「普段からゲームかアニメのような音楽を大きな音で流すなど騒音トラブルがあり、隣人などと口論をして警察が出動したこともある」と話している。