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「元女子柔道選手に性的暴行」 元コーチに懲役6年=全州地裁

 女子柔道選手だったシン・ユヨンさん(24)に対する性的暴行と強制わいせつで起訴された元柔道コーチに懲役刑が言い渡された。

 全州地裁群山支部刑事第1部(ヘ・ドクチン部長判事)は18日、シン・ユヨンさんに対する性的暴行と強制わいせつで起訴された元コーチ(35)に懲役6年を言い渡した。また、80時間の性的暴行治療プログラム履修と5年間の個人情報開示、10年間の児童・青少年関連機関就業制限を命じた。

 同地裁は「性的価値観が十分に形成されていない若い教え子に対し性犯罪に及び、罪状が悪質で、被害回復がされていないことに加え、被害者は処罰を望んでいる。ただし、同種の犯罪の前科がない被告人が強制わいせつの事実を認めている点を考慮して量刑を決めた」としている。

 先に検察は「元コーチは指導者という絶対的地位を利用して計画的に犯行に及んだ」として懲役10年を求刑していた。元コーチは2011年、全羅北道高敞郡の永善高校柔道部コーチ室で、当時高校1年生だった教え子シン・ユヨンさんに対して性的暴行を振るったとして逮捕・起訴された。シン・ユヨンさんは今年1月、「高校1年生だった時から元コーチに20回余り性的暴行を受けた」と告白した。

 今回の判決について、シン・ユヨンさんの法律代理人イ・ウニ弁護士は「元コーチは依然として反省していない。検察が控訴して相応の償いをさせなければならない」と述べた。

群山=チョ・ホンボク記者
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