「超高学歴社会」韓国、2年後には25-64歳の半数が大卒

 高学歴人口が増えると、優秀な人材を確保しやすいといったメリットがある。しかし、「働き口に対する希望」が膨らむことで、大卒者が願う職場に就職できない可能性が高まる。特に学歴と職種間の「ミスマッチ」現象が現在に比べて深刻化する、と専門家たちはみている。韓国職業能力開発院のキム・アングク・シニア研究委員は「高卒を求める働き口も、実際には40%だけが高卒で、残りの60%はほとんど大卒以上の人材が占めることになる」とした上で「大卒者や修士、博士号の保持者が希望する職場のランクを下げて就職するようになるため、給与面でも希望の待遇を受けられないといった現象が発生する恐れがある」と指摘する。

 女性の高学歴化が進んだことで、女性の人材活用の必要性を訴える声も上がっている。ソウル女子大学のチョン・ジェフン教授は「育児や出産などの問題で高学歴の女性たちが経歴の断絶を経験しているのが現状だ」とし「政府は高学歴の女性の就業意欲を満たすことができる社会的インフラと環境の構築に努力を傾けるべきだ」と呼び掛けた。

チュ・ヒヨン記者
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