2人の温かいハグを見て、観客席のファンの多くも感動の涙をぬぐった。小平は「日本と韓国の間には国境があるが、これを越えて友情のレースをしたという事実は多くの方々の心を動かしたようだ」と言った。
カーリング女子の韓日戦も大きな話題になった。日本最大のタマネギ生産地・北海道北見市出身の美しいスキップ(司令塔)藤澤五月と、ニンニク生産地・慶尚北道義城郡で実力を磨いた「メガネ先輩」キム・ウンジョンは準決勝でそれぞれのチームを率い、血がにじむ勝負を繰り広げた。勝負が8-7で韓国勝利に終わると、藤澤は「自信に満ちたキム・ウンジョンのことを尊敬している」と言った。キム・ウンジョンも「藤澤はすべてにおいて準備ができているスキップだ」と相手をたたえ合った。
韓日の若いスポーツ選手たちがベストを尽くして競い合った後、相手を認め、尊重する姿に、両国のファンは惜しみない拍手を送った。生きるか死ぬかの意気込みで試合をしていたこれまでとは違い、心温まる韓日戦にファンは「政治では作り出せないスポーツによる友情」と称賛している。平昌で感動を与えてくれた「新・韓日戦」が、こじれた韓日関係の解決のヒントになるのではないだろうか。