新党「正しい政党」の鄭炳国(チョン・ビョングク)結党委員長は「(文氏は)広い視野からさまざまな勢力を抱く統率力や、和合に向けた意思が足りない」と批判し、同党の張済元(チャン・ジェウォン)報道官は「あんなことを言っているようでは、今後文在寅政権が発足すれば、反対勢力はどれだけ抑圧されるか心配だ」「文氏は支持率1位の候補者らしく、批判や闘争、要求はもうやめにして、今後国をどう引っ張っていくかというビジョンを提示すべきだ」などと指摘した。
米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備問題について、文氏が配備に反対か、あるいは配備を認めるか態度を明確にしていないことへの批判も相次いだ。正しい政党の金栄宇(キム・ヨンウ)議員は「THAAD配備について文氏の確かな考えは今なお明らかになっていない。重大な問題について優柔不断な態度をいつまでも続けているようでは、第2、第3の崔順実(チェ・スンシル)がまた出てくる。そうなれば文氏はもしかすると『男・朴槿恵』になるかもしれない」などとして文氏を批判した。