記事は「韓国でこれほど嘘や不正がはびこる理由」として、朴正熙(パク・チョンヒ)元大統領が「わが民衆は名誉観念が薄弱であり、したがって責任観念が希薄である」と指摘したことを挙げ、「高い意識を保ち信念を貫くという考えは欠け、自らの体面を最も重んじる結果、責任感が薄くなり、他者を蹴落としてでも自分のプライドを守ろうとする」と分析した。
さらに「韓国は世界でもまれに見る学歴社会で、幼少期からし烈な競争を強いられ、常に周囲と比べられるため、そのプレッシャーに耐えかねて自殺する若者が後を絶たない」と説明し、「周囲の人を蹴落としてでも自分が上に行かなければならず、それを善しとする風潮が定着している」と指摘した。
また「周囲を蹴落とすことで相対的に自分の地位を高めるという考えは外交にも表れている」とも指摘。「日本を懸命にバッシングするのは、世界の中で韓国が日本より上であると誇示するため」であり、「韓国自身の評価を高めるための努力をせずに日本を叩(たた)けば、かえって自らを貶(おとし)めることになるとは気付いていない」と主張した。
記事の末尾では「韓国は結果至上主義であり、途中経過でどのような手段がとられたか、どれほど努力したかは重要ではない。不正があっても、最終的に富や地位を手に入れた人は称賛される。あらゆる手段を講じ、厳しい競争を勝ち抜いた者は蜜にありつけ、勝負に負けた者や脱落した者は勝者に貢ぐ国だ」との分析を示した。