17日に総合商社のサムスン物産とサムスン・グループ系列の第一毛織の合併が決まった直後、両社の株価は大幅に下がり、サムスン物産株は10.39%、第1毛織株は7.73%の下落で取り引きが終了した。
同日は臨時株主総会があるということで両社の株価は大きく揺れ動いた。サムスン物産株の株価は午前中に一時3.6%まで上がったが、合併可決発表直前の午後12時ごろから急落した。取引が急増、一日で1436万株が取引されて史上最大値を更新し、高価と安値の幅が15%に達するほど株価が乱高下した。第一毛織株はサムスン物産の臨時株主総会結果が出た直後の午後12時50分ごろに4.6%まで上がったが、その後大幅な下落に転じた。
同日の株価下落は合併材料消滅に伴う差益実現や、合併実現に対する外国人投資家の失望感などが複合的に作用したためと専門家は分析している。外国人投資家と機関投資家はこの日、同2銘柄を大量に売った。サムスン物産株は外国人投資家が920億ウォン(約99億円)、機関投資家が515億ウォン(約55億円)、第一毛織株は外国人投資家が331億ウォン(約36億円)、機関投資家が612億ウォン(約66億円)売った。