歴史学者187人は民族主義的な「歪曲」と「悪用」が何なのかを具体的には語っていない。しかし、韓日間の歴史認識問題は、今や韓国人同士が声を上げて日本を攻撃し、自足するような範囲を超えている。全世界がこれを見守っており、アカデミズムまで加勢している。大きな枠組みで見て、客観的に説得力のある論理を積み重ねて行かなければ、大きな国益を逃してしまう。
大衆は民族主義的になりがちだ。それをあおって利益を得ようという一部政治家や活動家もいる。日本に対する世界の著名な歴史学者たちの批判を「第三者のものだから意味がある」と言うなら、韓国人に対する彼らの苦言も「第三者のものだから価値がある」と受け止めなければ、成熟した姿勢だとは言えない。