このコラムは、韓国の優れた技術の例として「いまも滑らかな首都リヤドの高架道路」を挙げた。それ以降も韓国に発注したものより高い金額で高架道路を作らせたが、質ははるかに劣るという。湾岸都市ジュベイルなど、各地の産業団地も「建設韓流」の象徴に選ばれた。
韓国の建設会社のサウジ進出は2000年代後半から石油化学・発電・淡水化プラント受注の急増により「第2次中東ブーム」へとつながっている。現在、建設会社83社がサウジアラビアに進出し、135件のプロジェクト(合計67兆ウォン=約7兆1000億円規模)を推進している。各社の駐在員・労働者数は約4000人に膨らみ、12年には大韓航空のサウジアラビア直行便が15年ぶりに復活した。このコラムはこうした流れを「韓国が街にやってくる」と表現、期待を見せているのだ。
現地メディアはこのほど「サウジアラビア政府関係者が韓国を訪れ『未完の大規模プロジェクトが完成するよう、韓国人労働者を派遣してほしい』と要請した」と報じた。これについてこのコラムは「サウジアラビアに来た韓国人労働者からできるだけ多くのことを学ぼう。彼らは以前のように『腕が良く真面目だが安い労働力』ではないが、それでも招いてサウジアラビアの若者の模範にすべきだ。天然資源もほとんどないのに『経済の奇跡』を起こし、有数の先進工業国となった韓国には学ぶべきことがたくさんある」と呼び掛けている。