大雪で体育館が崩落、大学生9人死亡 /慶州

釜山外国語大の新入生オリエンテーションの最中

大雪で体育館が崩落、大学生9人死亡 /慶州

 17日午後9時11分ごろ、慶尚北道慶州市陽南面東南路のマウナ・オーシャン・リゾートにある体育館の屋根が、積もった雪の重みに耐えられず崩落し、館内で新入生歓迎イベントを行っていた釜山外国語大学のうち少なくとも9人が死亡、約70人が重軽傷を負った。

 警察は夜通しで救助作業を行っており、死傷者の数はさらに増える可能性があるという。

 コーロン・グループが所有するマウナ・オーシャン・リゾートにはこの日、釜山外国語大生1012人が、新入生歓迎イベントのため1泊2日の日程で訪れていた。事故発生当時、体育館では約560人の学生がコンサートやレクレーションを楽しんでいたが、屋根にひびが入るなど、崩落の兆候がみられたため、避難しようとしたところで屋根が崩落、約100人が下敷きになった。

 消防当局は広さ約300坪(約990平方メートル)の体育館がプレハブ構造の建物のため、屋根が雪の重みによって簡単に崩落したものとみている。事故発生を受け、慶州市のほか、隣接する同道浦項市や蔚山市などの警察官や消防官約700人が動員され、救助作業に当たっている。

 気象庁によると、慶州市には先週1週間に70センチ以上の積雪があったという。約20年ぶりの記録的な大雪だった。平地に降った雪の多くはすでに解けているが、マウナ・オーシャン・リゾートは山中にあるため、積もった雪が解けずに残っていた。

慶州=権慶勲(クォン・ギョンフン)記者
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