◇尹前大統領が初公判で起訴内容を否認 内乱事件
昨年12月の「非常戒厳」宣言を巡り内乱首謀罪で起訴された尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の初公判がソウル中央地裁で開かれ、尹氏は起訴内容を否認した。同氏は「非暴力的に国会の解除要求を直ちに受け入れて解除した数時間の事件をほとんど起訴状に並べ立てたようだ。これを内乱として構成すること自体が法理に合わない」と主張した。一方、検察は国政の状況に対する尹氏の..
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◇尹前大統領が初公判で起訴内容を否認 内乱事件
昨年12月の「非常戒厳」宣言を巡り内乱首謀罪で起訴された尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の初公判がソウル中央地裁で開かれ、尹氏は起訴内容を否認した。同氏は「非暴力的に国会の解除要求を直ちに受け入れて解除した数時間の事件をほとんど起訴状に並べ立てたようだ。これを内乱として構成すること自体が法理に合わない」と主張した。一方、検察は国政の状況に対する尹氏の認識や非常戒厳の事前の謀議と準備状況に言及し、尹氏が「憲法秩序を乱す目的で暴動を起こすことにした」と指摘した。
◇次期大統領候補の支持率 李在明氏48.8%・金文洙氏10.9%
世論調査会社のリアルメーターが発表した調査結果によると、次期大統領にふさわしい人物を尋ねる調査で、革新系最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)前代表が最も多い48.8%の支持を得た。調査は9~11日に全国の18歳以上の1506人を対象に実施された。旧与党「国民の力」の金文洙(キム・ムンス)前雇用労働部長官が10.9%で2位となったが、前週比で5.4ポイント下落した。初めて調査対象に含まれた韓悳洙(ハン・ドクス)首相(大統領権限代行)は尹錫悦前大統領の罷免に伴い6月3日に実施される次期大統領選への出馬表明をしていないが、両氏に続く8.6%の支持を得た。
◇大統領代行 大統領選への不出馬表明せず「最後の使命果たす」
大統領権限を代行する韓悳洙首相は閣議で、「閣僚と共に私に与えられた最後の使命を果たす」と述べた。韓氏を巡っては次期大統領選への出馬を求める声が保守系旧与党「国民の力」の一部から出ている。韓氏は米国との通商交渉について、「米国政府との本格的な交渉の時期に突入した」として、「政府と民間の対応能力を総結集し、国益を守るため全力を尽くさなければならない」と表明。「世界の『貿易戦争』は私たちがどのように対応するかによって国民の生活を改善し、『貿易大国』の韓国の輸出競争力を一段と高めるきっかけになると確信している」と強調した。米国の関税問題が最大の課題に浮上しており、「米国通」で「経済通」とされる韓氏に注目が集まっている。
◇韓国経済団体 日本企業の賠償金肩代わりする財団に3億円寄付
韓国の経済団体、大韓商工会議所と韓国経済人協会が、日本による植民地時代の徴用被害者への賠償金を日本企業に代わって支払う韓国政府傘下の「日帝強制動員被害者支援財団」に計30億ウォン(約3億円)を寄付したことが分かった。個人でなく団体や企業が財団に寄付をするのは韓国鉄鋼最大手・ポスコ以外では初めて。
◇セウォル号事故 船体自体に原因と結論
2014年4月に南西部の全羅南道・珍島沖で旅客船セウォル号が沈没し、高校生を含む300人以上が犠牲になった事故で、木浦地方海洋安全審判院は昨年11月に同事故を裁決したと明らかにした。同院は操舵装置の故障や復原力不足など船体自体に事故の原因があったと結論付けた。
聯合ニュース
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