▲2日に投開票が行われた慶尚南道巨済市長再選挙で野党・共に民主党候補が当選した。写真は当選確定後に支持者と喜びを分かち合うピョン・グァンヨン氏。/ニュース1
2日に投開票が行われた再選挙・補欠選挙で野党・共に民主党候補が5カ所の基礎自治体のうち3カ所で当選した。与党・国民の力の支持基盤とされる慶尚南道巨済市の市長選挙でも共に民主党候補が当選し、釜山市教育監選挙も進歩(革新)系のキム・ソクチュン候補が当選した。国民の力候補は慶尚北道金泉市長選1カ所の当選に終わった。今回の再選挙・補欠選挙は昨年12月3日の非常戒厳令と尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領弾劾..
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▲2日に投開票が行われた慶尚南道巨済市長再選挙で野党・共に民主党候補が当選した。写真は当選確定後に支持者と喜びを分かち合うピョン・グァンヨン氏。/ニュース1
2日に投開票が行われた再選挙・補欠選挙で野党・共に民主党候補が5カ所の基礎自治体のうち3カ所で当選した。与党・国民の力の支持基盤とされる慶尚南道巨済市の市長選挙でも共に民主党候補が当選し、釜山市教育監選挙も進歩(革新)系のキム・ソクチュン候補が当選した。国民の力候補は慶尚北道金泉市長選1カ所の当選に終わった。今回の再選挙・補欠選挙は昨年12月3日の非常戒厳令と尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領弾劾訴追後に初めて行われた選挙だ。ところが国民の力と保守陣営はソウル・忠清だけでなく、支持基盤とされる釜山・慶尚南道でも惨敗した。
【表】補選・再選挙の当選者
ソウル市九老区、忠清南道牙山市、慶尚南道巨済市は前の首長が国民の力所属だった。ところが国民の力は3年前の統一地方選挙での勝利とは逆に、これら4カ所全てで支持を失った。釜山市教育監も3年ぶりに保守系から進歩系となった。進歩系のキム・ソクチュン候補は51%の得票率で2人の保守系候補より多くの支持を得た。
国民の力は昨年の総選挙で惨敗し、それが今の戒厳令や弾劾の根本原因になった。もし国民の力が総選挙惨敗から教訓を得て、有権者の支持を得るため粉骨砕身の努力により刷新と改革を進めていれば、その後の動きは今とはかなり違っていたはずだ。ところが国民の力は逆に激しい内部対立の末に戒厳令にまで突き進んだ。
今回の再選挙・補欠選挙の投票率はわずか26%だった。これは政治に対する国民の失望感がそれだけ大きいことを意味する。与野党共に「有権者の意向を重く受け止める」としているが、それが言葉だけに終わってはならない。本当に変わらねばならない。
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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