▲イラスト=UTOIMAGE
ドイツ人観光客がメキシコのユカタン半島にあるマヤ文明の都市チチェン・イッツァで、「カスティーヨ」または「ククルカンの神殿」と呼ばれるピラミッドに登るという違法行為を犯して現地の人々の怒りを買っている。
現地のニュース・メディア「メキシコ・ニュース・デイリー」によると、事件は春分の祭りが行われた21日に発生したという。あるドイツ人観光客が警備をかいくぐってユネスコ世界文化遺産に登録されている高さ2..
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ドイツ人観光客がメキシコのユカタン半島にあるマヤ文明の都市チチェン・イッツァで、「カスティーヨ」または「ククルカンの神殿」と呼ばれるピラミッドに登るという違法行為を犯して現地の人々の怒りを買っている。
現地のニュース・メディア「メキシコ・ニュース・デイリー」によると、事件は春分の祭りが行われた21日に発生したという。あるドイツ人観光客が警備をかいくぐってユネスコ世界文化遺産に登録されている高さ25メートルのピラミッドに登った。目撃者たちがシェアした動画を見ると、このドイツ人観光客がときどき手をつきながらピラミッドに登る様子が写っている。これを見た人々はドイツ人観光客を罵倒し、激しく抗議した。同メディアは「ドイツ人観光客はピラミッドの頂上に到着した後、中に隠れて警備隊員から逃げようとした」と報じている。
このドイツ人観光客はメキシコ国立人類学歴史研究所(INAH)の警備隊に逮捕され、ピラミッドから引きずり下ろされた。しかし、怒った群衆の一部がドイツ人観光客を暴行し、額などから出血させた。群衆の一部は「彼をいけにえにするべきだ」と、古代マヤの儀式になぞらえて言及した。警備隊は「我々はピラミッドの西側を監視していたが、彼は私たちの目を逃れた」「彼は非常にしっかりとした体格だった」と述べた。同メディアによると、このドイツ人観光客を守ろうとした警備隊員も群衆から攻撃されたという。
この日、ピラミッドには「ククルカン(羽を持つ蛇の神)の降臨」という現象を見るために9000人の観光客が集まっていた。これは春分の日、ピラミッドの階段に蛇のような影ができる現象で、現地では「ククルカンの降臨」を象徴するものと考えられている。一部の人々は、これについて「マヤ人の数学と天文学的知識を垣間見ることができる証拠の一つだ」と主張している。
ユネスコの世界遺産に登録されているチチェン・イッツァは、600-1200年代にこの地域で栄えたマヤ人の中心都市の一つだ。「カスティーヨ」または「ククルカンの神殿」と呼ばれるピラミッドは2007年に世界七不思議に選ばれたマヤ文明を象徴する建築物で、2008年から構造物保護のため登ることが全面禁止された。違反した場合、メキシコ文化財保護法に基づき、5000-5万ペソ(約3万8000-38万円)の罰金が科せられ、すべての訪問客に同様に適用されている。
INAHは文化財保護のためにより厳格な保安措置を実施する予定で、このドイツ人観光客は関連法に基づき処罰される方針だ。
メキシコでは過去にも同様のケースがあった。2022年にはある女性観光客が、2023年にはポーランド人観光客がそれぞれ違法にピラミッドに登ろうとして、現地の人々から激しい抗議を受けた。ポーランド人観光客は木の棒でたたかれるなど、深刻な被害を受けた。
イ・ヘジン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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