▲左から韓悳洙(ハン・ドクス)首相、野党・共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)代表、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領/朝鮮日報DB
憲法裁判所は24日、韓悳洙(ハン・ドクス)首相に対する弾劾審判の決定を宣告する。憲法裁判所が韓悳洙首相の弾劾を棄却か却下すれば、韓悳洙首相は直ちに首相に復帰し再び大統領権限代行職を遂行するが、憲法裁判所が弾劾を認容した場合は職を失う。また26日にはソウル高裁で韓国野党・共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)代表に対する公職選挙法違反事件二審の判決公判が開かれる。李在明代表は昨年11月の一審で被選挙..
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▲左から韓悳洙(ハン・ドクス)首相、野党・共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)代表、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領/朝鮮日報DB
憲法裁判所は24日、韓悳洙(ハン・ドクス)首相に対する弾劾審判の決定を宣告する。憲法裁判所が韓悳洙首相の弾劾を棄却か却下すれば、韓悳洙首相は直ちに首相に復帰し再び大統領権限代行職を遂行するが、憲法裁判所が弾劾を認容した場合は職を失う。また26日にはソウル高裁で韓国野党・共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)代表に対する公職選挙法違反事件二審の判決公判が開かれる。李在明代表は昨年11月の一審で被選挙権が10年間制限される懲役刑が宣告された。憲法裁判所による尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領弾劾審判事件の宣告も今週中に行われる可能性が浮上している。大統領、首相、野党第一党代表の政治的命運が懸かった週を迎え、政界では激しい動きが予想されている。
与野党の議員らは週末にそれぞれの集会に参加し、李在明代表と尹大統領の退陣を求めて対峙(たいじ)した。
■与野党で激しくなる場外世論戦…承服ではなく対立をあおる
韓国与党・国民の力は「李在明代表は政界から引退すべきだ」と訴えており、李在明代表は「尹大統領弾劾が棄却されれば国が滅びるだろう」と主張している。憲法裁判所と裁判所に向けた圧力戦も最高潮に達した。国民の力の権性東(クォン・ソンドン)院内代表は「李在明代表は控訴審でも有罪になるだろう」と発言し、共に民主党の朴賛大(パク・チャンデ)院内代表は「25日にでも憲法裁判所は尹大統領罷免の決定を下せ」と要求した。
憲法裁判所は24日午前10時に韓悳洙首相弾劾審判の宣告を行う。韓悳洙首相は12月3日の非常戒厳令当時、尹大統領の戒厳令宣布を黙認・ほう助したとの理由で共に民主党などから弾劾訴追された。憲法裁判所が韓悳洙首相の弾劾を棄却した場合、共に民主党は「強引な弾劾訴追で3カ月近くにわたり国政の空白をもたらした」との批判と逆風を受けるとみられる。これに対して韓悳洙首相弾劾が認容されれば、共に民主党は今後も弾劾攻勢を続ける可能性が高い。
26日にはソウル高裁(刑事6-2部)で李在明代表に対する公職選挙法違反事件の控訴審宣告公判が開かれる。李在明代表は一審で、当選無効となる懲役1年・執行猶予2年が宣告された。選挙法違反で罰金100万ウォン(約10万円)以上の刑が確定した場合、今後10年は公職選挙に出馬できなくなる。二審で一審の量刑が維持あるいは減刑された場合でも、罰金100万ウォン以上が宣告された場合、大法院(最高裁判所に相当)の確定判決前に大統領選挙が前倒しされた場合でも、国民の力などは李在明代表による出馬の適格性などを集中的に問題視する見通しだ。
尹大統領弾劾審判の決定宣告も今週中と予想する声が政界などから多数上がっている。もし憲法裁判所が今週宣告を行う場合、今月27日あるいは28日が期日になるとみられる。ただし憲法裁判所が尹大統領事件の審理をさらに続ける場合は4月初めまで決定が遅れる可能性もある。
チュ・ヒヨン記者、李世永(イ・セヨン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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