韓国の有名料理研究家で実業家のペク・ジョンウォン氏が代表を務める外食企業The BORN KOREA(ザ・ボーン・コリア)。その系列フランチャイズ・カフェ「ペク茶房(タバン)」で長さ数十センチメートルにも達するレシートを受け取ったというレビューがインターネット上で拡散されている。これは、店が使用する全材料の原産地を表記したために起きたものとみられるが、一部で「過剰表記だ」という指摘があったことか..
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韓国の有名料理研究家で実業家のペク・ジョンウォン氏が代表を務める外食企業The BORN KOREA(ザ・ボーン・コリア)。その系列フランチャイズ・カフェ「ペク茶房(タバン)」で長さ数十センチメートルにも達するレシートを受け取ったというレビューがインターネット上で拡散されている。これは、店が使用する全材料の原産地を表記したために起きたものとみられるが、一部で「過剰表記だ」という指摘があったことから、同社では改善措置を取ると明らかにした。
ネット上には最近、「ペク茶房でメニューを注文したら、すごく長いレシートを受け取った」というレビューが相次いでいる。これらのレビューに添付されている写真を見ると、レシートの下段に各種材料の原産地がぎっしりと表記されているのが分かる。注文したメニューと関係のない材料の原産地もすべて書かれている。
レシートの長さを実際に測ったネットユーザーもいた。それによると、5品しか注文していないのに、レシートの長さは50センチメートルにも達していた。ネットユーザーたちは「レシートがトイレットペーパーのように長い」「レシートが長すぎて何かと思ったら全部原産地表記だった」などのコメントを寄せている。ペク茶房で働いているというネットユーザーは「レシートの紙(感熱紙)を頻繁に注文するようになった」と投稿した。
「ペク茶房のレシートが長くなったのは、ザ・ボーン・コリアに最近浮上している原産地表記問題のためではないか」という声もあった。同社のペク・ジョンウォン代表は自社の一部製品の外国産材料の原産地を韓国産であるかのように表示したため、原産地表示法違反の疑いが持たれている。韓国国立農産物品質管理院はこのほど、ザ・ボーン・コリアがしょうゆ・みそ・農林加工品の原産地を虚偽表記したとみて、原産地表示法違反で刑事立件した。
これに対して、ネット上では「原産地表示問題で、『漏れのないように全部書け』という指示でも下されたのか」「注文した品の原産地だけレシートに書けばいいのに」など、過剰表記だと指摘する反応も一部にある。
農水産物の原産地表示等に関する法律によると、客が店内で飲食する場合、原産地表示は店内でのみすればいいことになっている。ただし、テイクアウトや配達注文時はレシートや製品に貼られたシールなどで原産地を表示しなければならない。客が注文したメニューに対する原産地情報だけを提供するのが一般的だが、ペク茶房では最近、全メニューに対する原産地をレシートに表記している。
ザ・ボーン・コリアは21日、「今回の件は、お客様が配達注文した際に非調理冷凍完成品を要請する場合があり、配達伝票上の原産地表記を追加したために発生した」と説明した。もともとは配達アプリに原産地表記をしてきたが、配達伝票に原産地を追加した結果、レシートに全原産地が出力されたという説明だ。
過剰表記だとの指摘に対し、ザ・ボーン・コリアは「ベーカリーなど非調理冷凍完成品の配達注文をしたお客様だけに原産地情報が伝えられるよう、改善措置を急いでいるところだ」と回答した。
パク・ソンミン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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