▲尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領逮捕を妨害した容疑で拘束令状が申請されていた韓国大統領警護処のキム・ソンフン次長/NEWSIS
尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の逮捕を妨害した容疑(特殊公務執行妨害など)で検察は韓国大統領警護処のキム・ソンフン次長とイ・グァンウ警護本部長の逮捕状を申請していたが、裁判所は21日夜にこれを棄却した。
ソウル西部地裁のホ・ジュンソ令状担当部長判事は同日午前から逮捕状の実質審査を行い、検察が請求したキム・ソンフン次長とイ・グァンウ警護本部長に対する逮捕状をいずれも棄却した。ホ・ジュンソ部長判事..
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▲尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領逮捕を妨害した容疑で拘束令状が申請されていた韓国大統領警護処のキム・ソンフン次長/NEWSIS
尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の逮捕を妨害した容疑(特殊公務執行妨害など)で検察は韓国大統領警護処のキム・ソンフン次長とイ・グァンウ警護本部長の逮捕状を申請していたが、裁判所は21日夜にこれを棄却した。
ソウル西部地裁のホ・ジュンソ令状担当部長判事は同日午前から逮捕状の実質審査を行い、検察が請求したキム・ソンフン次長とイ・グァンウ警護本部長に対する逮捕状をいずれも棄却した。ホ・ジュンソ部長判事は棄却の理由について「犯罪容疑について被疑者は争う余地があり、現段階での逮捕は被疑者の防御権を過度に制限する」「証拠の大部分は十分に確保されており、それら証拠資料の程度や捜査の経過などから被疑者が証拠を隠滅する懸念があるとの点に関する疏明があるとは言い難い」などと説明した。
キム・ソンフン次長とイ・グァンウ警護本部長の逮捕状は警察が3-4回にわたり申請を続けてきた。検察が「争いの余地がある」としてそのたびに差し戻したが、警察はソウル高等検察庁令状審議委員会で検察による令状請求は妥当との結論を得たため、今月17日にキム・ソンフン次長らに対しては4回目、イ・グァンウ警護本部長については3回目の逮捕状を申請した。これを受け検察は2人に対する逮捕状を裁判所に請求したが、結果的に棄却された。
同日午前、令状審査に出席したキム・ソンフン次長は、尹錫悦大統領が銃器の使用を指示した疑惑、金建希(キム・ゴンヒ)夫人が「なぜ銃器を使わないのか」と叱責した疑惑などをあらためて否定した。令状審査に先立ち記者団からの「大統領の指示で逮捕令状執行を阻止したのか」との質問にキム・ソンフン次長は「何の指示もなかった。法律と内部のマニュアルに従って適法に警護任務を遂行した」「大統領は『大統領警護責任者として国家元首の安全だけを考えよ』という原則的な話のみをされた」と答えた。
金建希夫人が銃器使用を指示した疑惑については「事実ではないことをすでに大統領府が明らかにした」と明言した。これに先立ち韓国大統領府は「誇張された前言に基づくもので、事実無根だ」とすでに反論している。尹大統領が秘話フォン(保安フォン)のサーバー記録削除を指示したとの主張に対しても「事実ではない。規定に基づきセキュリティ面での対応を行っただけで、削除の指示はなかった」と説明した。
ク・アモ記者、キム・ドギュン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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