▲写真=news 1
高速バスで、隣り合った座席2席分を予約しておいて出発前後に1席分をキャンセルし、そのまま2席を利用して横になるという利用者が問題になっていたが、今後はそのような利用者が減る見通しだ。韓国政府が座席のキャンセル手数料の引き上げを決めたからだ。
韓国国土交通部(省に相当)は18日、高速バスの乗車券のキャンセル手数料基準を改正すると発表した。今年5月から施行される。
現在、高速バスのキャンセル料は平日..
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▲写真=news 1
高速バスで、隣り合った座席2席分を予約しておいて出発前後に1席分をキャンセルし、そのまま2席を利用して横になるという利用者が問題になっていたが、今後はそのような利用者が減る見通しだ。韓国政府が座席のキャンセル手数料の引き上げを決めたからだ。
韓国国土交通部(省に相当)は18日、高速バスの乗車券のキャンセル手数料基準を改正すると発表した。今年5月から施行される。
現在、高速バスのキャンセル料は平日・休日ともバスの出発前が最大10%、出発後は30%となっている。平日と週末、さらに旧正月や秋夕のキャンセル手数料が全て同じで、手数料率も低いため、キャンセルによる座席の空白が問題になっていた。高速バスは電車とは異なり一度キャンセルされた座席は再販売されないため、バス会社側の損失も大きい。
特に一部の乗客は、隣り合った二つの座席を予約して出発前後に1席分をキャンセルするという裏ワザを使い、2座席をつなげて利用するケースが多かった。出発直前にキャンセルすれば、1人分の1.1倍の料金で2座席をゆったりと利用できるわけだ。出発後にキャンセルしても1.3倍の料金で2座席が利用できる。国土交通部によると、昨年このように2座席以上を予約して一部をキャンセルしたケースが12万6000件に達したという。
こうした状況を受けて、韓国政府は手数料率の引き上げを決めた。曜日にかかわらず10%だった出発前のキャンセル手数料を平日(月-木)、週末(金-日、祝日)、名節(旧正月、秋夕)に区分し、それぞれ10%、15%、20%のキャンセル料を設定する。キャンセル料が発生するタイミングも、これまでは出発前1時間未満からだったが、今後は出発前3時間未満になる。
出発前のキャンセル料は現行の30%から50%へと引き上げ、さらに2027年までに70%へと段階的に引き上げる。来年にはキャンセル料は60%となる。
キム・アサ記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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