▲イラスト=UTOIMAGE
韓国で過熱する乳幼児対象の私教育(塾や習い事など)市場の実態に海外メディアも注目し始めた。
16日付の英紙フィナンシャルタイムズ(FT)は「韓国の学力競争は6歳未満の半数を入試塾に追い込んでいる」と題する記事を掲載した。
同紙は、韓国で6歳未満の乳幼児の半数近い47.6%が私教育を受けているという韓国教育当局の統計を引用し、私教育の実態について報じた。
同紙は「韓国の『hagwon(学院〈ハグウ..
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▲イラスト=UTOIMAGE
韓国で過熱する乳幼児対象の私教育(塾や習い事など)市場の実態に海外メディアも注目し始めた。
16日付の英紙フィナンシャルタイムズ(FT)は「韓国の学力競争は6歳未満の半数を入試塾に追い込んでいる」と題する記事を掲載した。
同紙は、韓国で6歳未満の乳幼児の半数近い47.6%が私教育を受けているという韓国教育当局の統計を引用し、私教育の実態について報じた。
同紙は「韓国の『hagwon(学院〈ハグウォン〉=塾)』は英語、算数、理科、作文などの授業を提供する機関」だとして「韓国の親たちは、自分の子どもが最高の大学とごく少数の給料の高い大企業に入るための激しい競争でリードできるよう、このような塾に依存している」と分析した。
さらに、今回公開された統計は、こうした私教育の狂乱が、学校に入学する前の乳幼児にまで及んでいるということを示している」と指摘した。
韓国では最近、乳幼児の保護者の間で英語幼稚園のレベルテストに向けた準備試験「4歳考試(テスト)」「7歳考試」という言葉が流行しているが、そのことに言及したものだ。
同紙は「このような私教育費の負担増加が、若者層が出産をためらう理由の一つとなり、世界最低水準の韓国の出生率(合計特殊出生率、1人の女性が一生の間に出産すると予想される子どもの数)にも影響を及ぼしている」「学業システムの圧迫は韓国の人口構造にも影響している」と分析した。
その上で「韓国の親たちもこのような私教育の負担に対して大きな不満を抱えているが、それと同時に自分の子どもが後れを取るのが怖くて、私教育を受けさせることを選んでいる」と指摘した
ファン・ソンヨン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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