【TV朝鮮】(アンカー)
韓国の憲法裁判所がこれまで韓悳洙(ハン・ドクス)大統領権限代行(首相、職務停止中)の弾劾審判宣告期日を決められずに先送りしてきた背景には、馬恩赫(マ・ウンヒョク)憲法裁判官候補者の任命問題があったことが分かりました。この問題を巡り、これまでの評議では、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の弾劾宣告期日と関連付けて議論されたこともあったそうですが、韓悳洙代行の弾劾については既..
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【TV朝鮮】(アンカー)
韓国の憲法裁判所がこれまで韓悳洙(ハン・ドクス)大統領権限代行(首相、職務停止中)の弾劾審判宣告期日を決められずに先送りしてきた背景には、馬恩赫(マ・ウンヒョク)憲法裁判官候補者の任命問題があったことが分かりました。この問題を巡り、これまでの評議では、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の弾劾宣告期日と関連付けて議論されたこともあったそうですが、韓悳洙代行の弾劾については既に評決が終わっているため、先に宣告する方向で最終的にまとまりました。今日の評議でどんな経緯があったのか、ハン・ソンウォン記者が独自取材しました。
(記者リポート)
憲法裁判所は先月19日、韓悳洙代行に対する弾劾審判をたった1回の弁論だけで終結させました。
(文炯培〈ムン・ヒョンベ〉憲法裁判所長権限代行)=先月19日=
「以上で弁論を終結します。宣告期日は、裁判部の評議を経て決まれば、双方に通知するようにします」
そして、評議過程を経て、宣告前の最終段階である評決を先月終え、決定文の作成に入ったと言われています。
しかし、馬恩赫・憲法裁判官候補者の任命問題が重なったことで、韓悳洙代行の弾劾審判宣告日程にも影響があったことが分かりました。
憲法裁判所は先月27日、全員一致で「崔相穆(チェ・サンモク)大統領権限代行が馬恩赫候補者を任命しないのは違憲だ」と判断しましたが、崔相穆代行は今も馬恩赫候補者を任命していません。
憲法裁判所のある高官は「『憲法裁判官候補者を任命しないのは違憲だ』という憲法裁判所の判断が出たのにもかかわらず、これに従わない国家機関に強い懸念があった」と述べました。
法曹界の一部では、尹大統領と韓悳洙代行の弾劾審判宣告を同時にする案も取り沙汰されましたが、実際には憲法裁判所内でもこれに対する意見の違いがあったことが分かっています。
このような状況の中、国家機関の国政空白が深刻な状況に陥っているだけに、今日の評議では弁論が終結した事件から先に宣告しようという「原則論」で意見がまとまりました。
韓悳洙代行の弾劾審判宣告期日が決まり、尹大統領の弾劾審判宣告も前倒しされる可能性があるとも言われていますが、まだ評決は進んでいないもようです。TV朝鮮、ハン・ソンウォンがお伝えしました。
(2025年3月20日放送 TV朝鮮『ニュース9』より)
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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