▲韓国のあるメディアが18日、「韓国陸軍が『遺体収納袋』(body bag、韓国軍における呼称:英霊バッグ)3000枚を用意していた」と報道、非常戒厳宣布の前後に流血の事態に備えていたのではないかとの疑惑を取り沙汰した。写真=MBC
韓国陸軍では19日、「昨年納品された『遺体収納袋』(body bag、韓国軍における呼称:英霊バッグ)約3000枚は非常戒厳宣布の状況とは全く関係がない」と説明した。
陸軍は「戦時に備えて遺体収納袋を備蓄・管理している。2022年の合同参謀本部指針に基づき、2024-28年中期計画に年度別遺体収納袋備蓄所要数を反映させ、2028年までに毎年徐々に枚数を増やして納品される予定だ」と述べた。
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▲韓国のあるメディアが18日、「韓国陸軍が『遺体収納袋』(body bag、韓国軍における呼称:英霊バッグ)3000枚を用意していた」と報道、非常戒厳宣布の前後に流血の事態に備えていたのではないかとの疑惑を取り沙汰した。写真=MBC
韓国陸軍では19日、「昨年納品された『遺体収納袋』(body bag、韓国軍における呼称:英霊バッグ)約3000枚は非常戒厳宣布の状況とは全く関係がない」と説明した。
陸軍は「戦時に備えて遺体収納袋を備蓄・管理している。2022年の合同参謀本部指針に基づき、2024-28年中期計画に年度別遺体収納袋備蓄所要数を反映させ、2028年までに毎年徐々に枚数を増やして納品される予定だ」と述べた。
これは、韓国のあるメディアが「陸軍が遺体を臨時収納する『英霊バッグ』の枚数は昨年12月に約3000枚以上増えた。『怪しい遺体への備え』だ」と報道したのを受けての説明だ。同メディアは「昨年12月3日の非常戒厳宣布の前後に、遺体が多数発生する状況に備えていたのではないか」との疑惑も提起した。この「遺体収納袋疑惑」が報道されると、野党はすぐに「ソウルがキリング・フィールド(大量虐殺の現場)になるところだった」「流血事態を考慮していた証拠だ」と主張した。
だが、陸軍は19日、こうした報道に対して「事実ではない。戦時に備えた通常の軍需品確保だ」と説明した。
本紙の取材を総合すると、陸軍は2022年の合同参謀本部指針に基づき、数万枚の遺体収納袋を戦時に備えて2028年までに備蓄することを決めていた。韓国国防部(省に相当)の関係者は「これまでは陸軍が教育訓練や事故で遺体が出た際に使う遺体収納袋約1800枚を保有していたが、合同参謀本部の指針に基づき、陸軍が戦時備蓄物資用として昨年約3000枚の納品されたものだ」と語った。
契約や納品の時期も非常戒厳宣布とは関係がないと指摘されている。陸軍は昨年5月に入札公告を出し、昨年6月に業者と契約したとのことだ。納品された時期も、非常戒厳宣布から1週間以上経過した12月11日だった。
国会国防委員会の与党幹事を務める国民の力の姜大植(カン・デシク)議員は「あたかも昨年12月3日の非常戒厳宣布や、(非常戒厳を事前謀議した疑いが持たれている)ノ・サンウォン元情報司令官の手帳に関係があるかのように疑惑を提起したことに対し、遺憾に思う」「厳しい時期に韓国の安保を揺るがし、軍の士気が下がるようなフェイクニュースによって、国民は非常に混乱している」と批判した。
ヤン・ジホ記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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