進歩(革新)系最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表が、公職選挙法違反事件控訴審の宣告まであと1週間に迫る中、裁判所に「被告人陳述書」を提出した。19日に法曹関係者が明らかにしたところによると、李代表は前日、分量およそ30ページの被告人陳述書を自ら書いてソウル高裁刑事6-2部(裁判長:崔恩禎〈チェ・ウンジョン〉判事)に出した。陳述書には主に、李代表の潔白を主張する内容が盛り込まれて..
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進歩(革新)系最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表が、公職選挙法違反事件控訴審の宣告まであと1週間に迫る中、裁判所に「被告人陳述書」を提出した。19日に法曹関係者が明らかにしたところによると、李代表は前日、分量およそ30ページの被告人陳述書を自ら書いてソウル高裁刑事6-2部(裁判長:崔恩禎〈チェ・ウンジョン〉判事)に出した。陳述書には主に、李代表の潔白を主張する内容が盛り込まれていたという。
今月26日の宣告を前に、李代表と検察双方は幾つもの意見書を出して「終盤の総力戦」を展開している。李代表側の弁護人は2月26日に弁論が終結した後、これまでの3週間で意見書を15回も提出した。検察も同じ期間に「被告人の歪曲(わいきょく)した弁論・疎明についての検察の意見」等の意見書だけでも19回出した。控訴審の過程全体では、李代表側が計32回、検察は37回以上の意見書を出したことが把握されている。
李代表側は、控訴審の間、ずっと潔白を主張していた。李代表は2月26日の最終弁論で「検察はひどい。虚偽だと考えて言ったことはない」「言ってもいない言葉を言ったと解釈されたら政治家は表現をどのようにやればいいのか」と、およそ28分にわたって自ら見解を表明した。
李代表は、2021年12月に四つの放送局に出演して「大庄洞開発の実務者である故キム・ムンギ元城南都市開発公社開発第1処長のことを城南市長時代に知らなかった」と言い、また21年10月の国政監査で「国土交通部(省に相当)の脅迫でペクヒョン洞開発の敷地用途を4段階上方修正した」と発言して、虚偽事実公表の罪により22年9月に在宅起訴された。
一審は昨年11月、李代表に懲役1年・執行猶予2年を言い渡した。李代表が控訴審でも懲役刑を言い渡され、さらに大法院(最高裁に相当)でもそのまま確定したら、李代表は国会議員職を失い、今後10年間は公職選挙に出馬できなくなる。
パク・ヘヨン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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