▲12・3非常戒厳当時、韓国国会に投入された707特殊任務団を率いていたキム・ヒョンテ団長。2月6日にソウル市鍾路区の憲法裁判所で開かれた大統領弾劾審判の6回目の弁論期日に証人として出廷したときの様子。／写真＝ニュース1

　「12・3非常戒厳」事態を捜査している韓国検察の特別捜査本部（本部長：朴世鉉〈パク・セヒョン〉ソウル高検長）は2月28日、戒厳当時の国会封鎖・逮捕班運営・選挙管理委員会占拠に加担した疑いでキム・ヒョンテ707特殊任務団長（大領＝大佐に相当）など軍・警の指揮部9人を在宅起訴した。9人とも、刑法上の内乱重要任務従事および職権乱用の罪が適用された。

【写真】衝突する戒厳軍と国会補佐陣

　検察によると、陸軍..

▲12・3非常戒厳当時、韓国国会に投入された707特殊任務団を率いていたキム・ヒョンテ団長。2月6日にソウル市鍾路区の憲法裁判所で開かれた大統領弾劾審判の6回目の弁論期日に証人として出廷したときの様子。／写真＝ニュース1

　「12・3非常戒厳」事態を捜査している韓国検察の特別捜査本部（本部長：朴世鉉〈パク・セヒョン〉ソウル高検長）は2月28日、戒厳当時の国会封鎖・逮捕班運営・選挙管理委員会占拠に加担した疑いでキム・ヒョンテ707特殊任務団長（大領＝大佐に相当）など軍・警の指揮部9人を在宅起訴した。9人とも、刑法上の内乱重要任務従事および職権乱用の罪が適用された。

【写真】衝突する戒厳軍と国会補佐陣

　検察によると、陸軍特殊戦司令部のイ・サンヒョン第1空輸旅団長（准将）とキム・ヒョンテ団長は戒厳時、郭種根（クァク・チョングン）特殊戦司令官＝肩書は当時＝の指示を受けて国会を封鎖し、国会内に兵力を送り込んだ疑いが持たれている。イ旅団長の指示に基づき、武装兵力170人が国会の塀を越え、郭司令官の指示を受けたイ旅団長が「戒厳解除の議決を試みる国会議員を引っ張り出せ」という趣旨の指示を行い、兵力38人が国会議事堂の裏門を強引に開けて入った－というのが検察の捜査結果だ。キム団長は郭司令官の指示に基づいて兵力およそ18人と共にハンマーや小銃で議事堂のガラス窓を割って中に入り、議事堂の電気を切ろうと試みた疑いが持たれている。国会の庁舎警備の責任者だったモク・ヒョンテ前国会警備隊長（総警＝警視正に相当）は、2度にわたって国会議員を含む全ての民間人の国会出入り禁止を指示したという疑いだ。

　パク・ホンス国防部（省に相当）調査本部長（少将）、キム・デウ国軍防諜（ぼうちょう）司令部捜査団長（准将）、ユン・スンヨン韓国警察庁国家捜査本部捜査企画調整官（治安監＝警視監に相当）は進歩（革新）系最大野党「共に民主党」の李在明（イ・ジェミョン）代表、保守系与党「国民の力」の韓東勲（ハン・ドンフン）代表＝当時＝など政治家の逮捕班の運営に加担した疑いで裁判にかけられた。情報司令部のコ・ドンヒ計画処長（大領）とキム・ボンギュ中央尋問団長（大領）、チョン・ソンウク100旅団2事業団長（大領）は選管を占拠した後、職員らを逮捕しようとした疑いで起訴された。

イ・ミンジュン記者

朝鮮日報／朝鮮日報日本語版

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