【TV朝鮮】(アンカー)
尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の弾劾が認められるかどうかが来月中旬ごろに決まるとみられている中、韓国憲法裁判所ではこれより先に韓悳洙(ハン・ドクス)首相の弾劾審判で判決を言い渡す方針であることが分かりました。韓悳洙首相は大統領権限代行を務めて2週間もたたないうちに弾劾訴追案が通過して職務が停止され、弾劾審判の弁論も終えています。これにはどんな背景があるのか、ハン・ソン..
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【TV朝鮮】(アンカー)
尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の弾劾が認められるかどうかが来月中旬ごろに決まるとみられている中、韓国憲法裁判所ではこれより先に韓悳洙(ハン・ドクス)首相の弾劾審判で判決を言い渡す方針であることが分かりました。韓悳洙首相は大統領権限代行を務めて2週間もたたないうちに弾劾訴追案が通過して職務が停止され、弾劾審判の弁論も終えています。これにはどんな背景があるのか、ハン・ソンウォン記者が独自取材しました。
(記者リポート)
韓悳洙首相は大統領権限代行になってから13日後に弾劾訴追案が可決され、職務が停止されています。
(韓悳洙首相=昨年12月=)
「私の職務は停止されますが、大韓民国政府はしっかり動いていくと信じています」
憲法裁判所はこれまで、尹大統領弾劾審判を最優先して処理するという方針を掲げてきました。
しかし、最近では尹大統領の判決に先立ち、韓悳洙首相や崔載海(チェ・ジェヘ)監査院長の弾劾審判など、弁論が終結した事件の判決を先に行う方向で方針を固めているもようです。
憲法裁判所は2人に対する弾劾審判の弁論を既に終えており、判決だけが残っている状態です。
複数の憲法裁判所関係者が「職務停止により国政の空白が深刻な国家重要機関については、尹大統領の弾劾宣告とは関係なく、迅速な決定が必要だという方向で裁判官たちも意見を集約している状況だ」と語りました。
これを受けて、早ければ来週にも判決が出る可能性があると言われています。
首相室も韓悳洙首相が復帰する可能性を念頭に、部処(省庁)ごとの主要懸案把握を開始したようです。
与党ではこれまで、外交の空白や国政安定などを理由に、韓悳洙首相に対する判決を先に下すべきだとする声がありました。
(権性東〈クォン・ソンドン〉与党・国民の力院内代表=今月12日=)
「『憲法裁判所は不公正だ』という批判は避けがたい状況になっています。『韓悳洙首相の権限争議審判を先に決定せよ』と要求し…」
弾劾棄却または却下との判決で韓悳洙首相が業務に復帰する場合、崔相穆(チェ・サンモク)大統領権限代行が苦心している馬恩赫(マ・ウンヒョク)憲法裁判官候補者の任命可否決定にも影響を与えるものとみられます。TV朝鮮、ハン・ソンウォンがお伝えしました。
(2025年2月25日放送 TV朝鮮『ニュース9』より)
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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