▲キム・ヒョンテ韓国陸軍707特殊任務団長が17日午後、ソウル市汝矣島の韓国国会で開かれた国防委員会第422回国会(臨時会)第2回全体会議に出席し、議員の質問に答えているところ。/ナム・ガンホ記者
12・3非常戒厳で国会に投入された陸軍特殊戦司令部707特殊任務団のキム・ヒョンテ団長(陸軍大領=大佐に相当)が17日、国会に出席して「尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領から『国会議員を引っ張り出せ』という指示はなく、郭種根(クァク・チョングン)前特殊戦司令官が検察に出した自首調書にも関連の記述はなかった」と明かした。
キム団長は最近、成一鍾(ソン・イルジョン)国会国防委員長と会い、進歩(革新)系..
続き読む
▲キム・ヒョンテ韓国陸軍707特殊任務団長が17日午後、ソウル市汝矣島の韓国国会で開かれた国防委員会第422回国会(臨時会)第2回全体会議に出席し、議員の質問に答えているところ。/ナム・ガンホ記者
12・3非常戒厳で国会に投入された陸軍特殊戦司令部707特殊任務団のキム・ヒョンテ団長(陸軍大領=大佐に相当)が17日、国会に出席して「尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領から『国会議員を引っ張り出せ』という指示はなく、郭種根(クァク・チョングン)前特殊戦司令官が検察に出した自首調書にも関連の記述はなかった」と明かした。
キム団長は最近、成一鍾(ソン・イルジョン)国会国防委員長と会い、進歩(革新)系最大野党「共に民主党」の議員らが昨年12月5日と10日に郭・前司令官らを懐柔しようとしたと主張した。これに関連してキム団長は17日、国会国防委の懸案質疑に参考人として出席し、郭・前司令官の自首調書の内容を明かすとともに「『まだ国会議員定足数は満たしていないようだ』『議事堂内にいる人間を早く連れ出せ』と書いてあり、『国会議員』や『本会議場』『引っ張り出せ』といった単語はなかった」と語った。郭・前司令官は「尹大統領が戒厳当時、秘話フォンで『ドアを壊して国会議員を引っ張り出せ』と指示した」と主張しているが、自首調書にはそうした表現はなかったというのだ。これに関連して郭・前司令官は今月6日、憲法裁判所における尹大統領の弾劾審判の弁論に出席して「大統領が国軍統帥権者であってどうしてもそういう言葉を使うことができず、柔らかく書いた」「『壊して』を『開けて』と、『引っ張り出せ』というのを『連れ出せ』と軟らかく書いたのであって(陳述を)変えたわけではない」と主張した。
キム団長は、保守系与党「国民の力」所属の尹相現(ユン・サンヒョン)議員から「朴範界(パク・ポムゲ)民主党議員は(12月10日に)郭・前司令官をどのように懐柔したのか」と質問されると「国会出席当時、郭・前司令官のために知り合いだった民主党の補佐官を通して、休憩用の部屋を一つだけ調べてほしいと言ったが、突然民主党関係者らが入ってきて『大勢は傾いた』『民主党が守ってやる』などと言った」「夫勝粲(プ・スンチャン)民主党議員は『よく知ってる弁護士を付けてやる』と言ったが、その後、付けてやってはいないらしい」と答えた。
キム団長は、戒厳軍が国会を停電させようと試みたという主張に関連して「大統領の指示は一切なかった」と述べた。郭・前司令官も今月6日に憲法裁に証人として出廷し「国会停電は私の考え」と証言した。
キム団長は、戒厳当日に国会本館内部へ潜入した際、内部にいた人間が消火器を噴射して抵抗したことと関連して「まるで、われわれを利用して暴動を起こそうとしているという印象を持った」と述べた。またキム団長は「当時(国会本館内で)もみ合いをした後、民主党の補佐官と思われる人員が私のところへ来て、自慢するかのように話したことがある。(状況終了後)部隊に復帰して状況を振り返ってみながら、部隊員らが暴行や暴言によく耐えてくれた、ありがとうと思った」とも語った。なお民主党は、この日の懸案質疑は合意されていない議事日程だとして出席しなかった。
ヤン・ジヘ記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
Copyright (c) Chosunonline.com