▲1月31日午前、京畿道義王市のソウル拘置所から出てきた、鄭鎮碩(チョン・ジンソク)大統領秘書室長ら大統領室参謀たちが乗っていると推定される車。写真=news 1
尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は1月31日、逮捕・収監されている京畿道義王市のソウル拘置所で、鄭鎮碩(チョン・ジンソク)大統領秘書室長ら大統領室の参謀たちと面会した。尹大統領がソウル拘置所に収監された後、弁護人以外の人物に拘置所で面会したのは初めてだ。
大統領室の参謀たちによると、尹大統領は同日午前、ソウル拘置所を訪れた参謀たちに「大統領室は国政の中心なのだから、意気消沈せずに各自の場所で最善..
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▲1月31日午前、京畿道義王市のソウル拘置所から出てきた、鄭鎮碩(チョン・ジンソク)大統領秘書室長ら大統領室参謀たちが乗っていると推定される車。写真=news 1
尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は1月31日、逮捕・収監されている京畿道義王市のソウル拘置所で、鄭鎮碩(チョン・ジンソク)大統領秘書室長ら大統領室の参謀たちと面会した。尹大統領がソウル拘置所に収監された後、弁護人以外の人物に拘置所で面会したのは初めてだ。
大統領室の参謀たちによると、尹大統領は同日午前、ソウル拘置所を訪れた参謀たちに「大統領室は国政の中心なのだから、意気消沈せずに各自の場所で最善を尽くせ」と話したとのことだ。尹大統領は「旧正月連休期間(25-30日)が長かったが、医療システムはうまく作動していたか。高齢者の方々はご不便を感じなかったか」と尋ねた上で、このように話したという。鄭鎮碩室長ら参謀たちは「昨年の秋夕(中秋節)の時のように、特に問題もなく無事に済んだ」と答えた。最近の様子などを尋ねる参謀たちに、尹大統領は「ここも人が暮らしている所だ。元気にしている」と言ったとのことだ。
尹大統領は同日、収容者服を着て参謀たちに会ったという。大統領室のある高官は「大統領は元気で、毅然(きぜん)とした姿勢だった。体調にも問題はなかった」「『外にいる時はあまり眠れなかったが、拘置所では睡眠時間がもっと長くなった』と言っていた」と語った。尹大統領は先月15日、高位公職者犯罪捜査処(公捜処)に逮捕されて以降、金建希(キム・ゴンヒ)夫人に会っていない。尹大統領は31日、参謀たちに「妻がきちんと食事をしているのだろうか」と心配している様子だったとのことだ。金建希夫人に面会するかどうかはまだ決まっていないという。
この日の面会には鄭鎮碩室長のほか、申源湜(シン・ウォンシク)国家安保室長、洪哲鎬(ホン・チョルホ)政務首席秘書官、金周賢(キム・ジュヒョン)民情首席秘書官が訪れた。面会は他の収容者たちとは離れた空間で行われた。「場所分離面会」と呼ばれるもので、面会希望者が申し込めば、拘置所側が幹部会議を経て許可するかどうかを決める。尹大統領に対する一般人面会は公捜処が19日、証拠隠滅の恐れなどを理由に禁止されて実現しなかったが、検察に送致された24日以降は許可されている。与党関係者は「大統領は拘置所での弁護人面会を通じ、憲法裁判所の弾劾審判と刑事裁判の準備に時間を主に費やしていると聞いた」と語った。
大統領室の参謀たちを皮切りに、尹大統領と与党関係者らの面会はしばらく続く見通しだ。金大棋(キム・デギ)元秘書室長や李官燮(イ・グァンソプ)元秘書室長など元大統領室参謀たちや、与党・国民の力の権性東(クォン・ソンドン)院内代表、尹相現(ユン・サンヒョン)議員、院外党員協議会運営委員長なども尹大統領との面会を推進している。
梁昇植(ヤン・スンシク)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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