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全国民主労働組合総連盟(民主労総)の前職と現職幹部2人が中国で北朝鮮工作員と接触し、指令を受けた容疑で裁判を受けることになった。これとは別に民主労総の元組織争議局長もスパイ活動を行った罪で、昨年11月の一審で懲役15年の判決が下されたが、2人はその共犯だったことが捜査で明らかになった。
水原地検公共捜査部(許勲〈ホ・フン〉部長検事)は31日、国家保安法違反(特殊潜入・脱出、和合)などの罪で民主労..
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全国民主労働組合総連盟(民主労総)の前職と現職幹部2人が中国で北朝鮮工作員と接触し、指令を受けた容疑で裁判を受けることになった。これとは別に民主労総の元組織争議局長もスパイ活動を行った罪で、昨年11月の一審で懲役15年の判決が下されたが、2人はその共犯だったことが捜査で明らかになった。
水原地検公共捜査部(許勲〈ホ・フン〉部長検事)は31日、国家保安法違反(特殊潜入・脱出、和合)などの罪で民主労総の前職と現職の幹部2人を在宅で起訴したと発表した。検察によると、2人は2018年9月ごろに上記の元組織争議局長と共に中国・広州で北朝鮮文化交流局の工作員と接触し、指令を受けて帰国した疑いがある。
検察は「組織争議局長の一審判決の際に2人は中国・広州で北朝鮮工作員と接触した事実が認められた」「追加の捜査で2人が北朝鮮の指令を受けて活動した事実も確認した」と説明した。
共犯の組織争議局長は2017-22年に北朝鮮の指令により民主労総内部に地下組織を立ち上げ、中国やカンボジアなどで北朝鮮工作員と接触したとして2023年に逮捕・起訴され、昨年11月の一審で懲役15年の実刑が宣告された。当時、組織争議局長と共に裁判を受けた民主労総保健医療労組の元組織室長には懲役7年、民主労総所属金属労組の元副委員長には懲役5年が宣告された。
裁判長は2人について「組合活動という口実で反政府闘争を行った」と容疑を認めた上で「大韓民国の存立と安全を脅かした重罪」と断定した。
判決文によると、組織争議局長は北朝鮮の指示を受け民主労総委員長選挙に出馬した候補者の政治的な立場や動向、国会議員全員の携帯電話番号などを北朝鮮工作員に伝えていた。さらに平沢米軍基地や烏山空軍基地など軍事施設を至近距離から撮影した写真も送っていたという。
検察は捜査の過程で北朝鮮の指令文90件、2人が北朝鮮に送った報告文書24件を確保した。
水原=キム・ヒョンス記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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