▲写真=UTOIMAGE
客室乗務員だった中国の女性が、仕事を辞めて故郷で養豚場を運営し、70倍以上の収入を得ているという話が報じられ、話題になっている。
香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストが22日(現地時間)、報じた。それによると、中国東北部・黒竜江省の田舎の農家に生まれたヤン・イェンシーさん(27)は、大学卒業後、上海の航空会社で5年間にわたり客室乗務員(CA)として働いたが、2023年からは故郷で養豚場を運営..
続き読む
▲写真=UTOIMAGE
客室乗務員だった中国の女性が、仕事を辞めて故郷で養豚場を運営し、70倍以上の収入を得ているという話が報じられ、話題になっている。
香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストが22日(現地時間)、報じた。それによると、中国東北部・黒竜江省の田舎の農家に生まれたヤン・イェンシーさん(27)は、大学卒業後、上海の航空会社で5年間にわたり客室乗務員(CA)として働いたが、2023年からは故郷で養豚場を運営している。
ヤンさんはCAという業務の特性上、実家になかなか帰ることができなかったが、その間に母親が脂肪腫の除去手術を何度も受けていたことを後になって知った。両親はヤンさんに体が悪いことをどうしても言えず、手術を受けたことを隠しており、そのためかなりの借金を抱えていた。これを知ったヤンさんはCAの仕事を辞め、実家に帰ることを決めた。
その後、両親と共に養豚の仕事をするため、23年4月に親戚の養豚場を引き継いで豚の飼育を始めた。そして中国の短編動画共有プラットフォームで田舎の農場生活を共有した。現在、ヤンさんのフォロワー数は120万人だという。
ヤンさんはここ2カ月で、豚の飼育と販売、SNS(交流サイト)などで20万元(約430万円)以上を稼いだと明かした。CAとして働いていた時は、会社の経営が悪化すると月給がわずか2800元(約6万円)だったという。
ヤンさんは動画で、飼料を慣れた手つきで準備して餌をやり、豚が死んだ場所を清掃し、寝ている豚とコミュニケーションを図るために美しいドレスを着ることもある。
ヤンさんは「とても頑張って働いているので毎日背中と腰が痛くて、一日中仕事をすると体が臭くなります」と田舎暮らしの苦労を紹介しながらも「今は両親と一緒に過ごせているので幸せだし満足です。今後は養豚場を拡大し、特産品売り場を作ったりホテルを開業したりしたいです」と話した。
チョン・アイム記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
Copyright (c) Chosunonline.com