◇大統領警護処「強硬派」幹部を拘束 尹氏への令状執行妨害主導か
警察庁の国家捜査本部は17日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領に対する拘束令状執行の妨害を主導した疑い(特殊公務執行妨害)で、同本部に出頭した大統領警護処のキム・ソンフン次長(処長代行)を拘束した。警護処内で「強硬派」とされるキム氏は、国家捜査本部特別捜査団の3度にわたる出頭要請にいずれも応じず、拘束令状が発付されていた。この日午前10..
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◇大統領警護処「強硬派」幹部を拘束 尹氏への令状執行妨害主導か
警察庁の国家捜査本部は17日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領に対する拘束令状執行の妨害を主導した疑い(特殊公務執行妨害)で、同本部に出頭した大統領警護処のキム・ソンフン次長(処長代行)を拘束した。警護処内で「強硬派」とされるキム氏は、国家捜査本部特別捜査団の3度にわたる出頭要請にいずれも応じず、拘束令状が発付されていた。この日午前10時すぎにソウル・西大門の国家捜査本部庁舎に出頭したキム氏は、「令状執行を阻んだとする容疑を認めるか」との記者団の質問に「正当な警護任務を遂行した」と答えた。
◇尹大統領 3日目の取り調べも拒否=捜査当局は逮捕状請求へ
尹大統領は内乱容疑で拘束されてから3日目のこの日、前日に続き独立捜査機関「高位公職者犯罪捜査処(公捜処)」の取り調べに応じない姿勢を示した。公捜処は尹大統領の逮捕状請求期限(拘束後48時間)が迫っている上、尹大統領が前日から2日連続で取り調べ拒否を貫いているため同日中に逮捕状を請求する方針だ。
◇与党の支持率39%に上昇 最大野党を逆転
世論調査会社の韓国ギャラップが17日に発表した調査結果によると、保守系与党「国民の力」の支持率は前週から5ポイント上がった39%、革新系最大野党「共に民主党」は前週と同じ36%だった。韓国ギャラップは、今月に入り両党の支持率は昨年12月3日の「非常戒厳」宣言前の構図に戻ったと分析した。その他の政党の支持率は「祖国革新党」が4%、「改革新党」が2%、「進歩党」が1%、支持政党がない無党派層が17%だった。
◇韓国人の靖国合祀 遺族側敗訴確定「あきれて言葉が出ない」
第2次世界大戦中に旧日本軍の軍人・軍属として従軍し、靖国神社に合祀(ごうし)された韓国人の遺族27人が、日本に合祀の取り消しなどを求めた訴訟の上告審で、日本の最高裁は17日、遺族側の上告を棄却した。最高裁は1959年の合祀から提訴までに20年以上が経過しているため、不法行為から20年で賠償請求権が消える「除斥期間」が適用されるとし、上告を退けた。原告のパク・ナムスン氏は判決後、記者団に対し、「あきれて言葉が出ない」と涙ぐみながら話した。パク氏は「父親が亡くなったと教えてくれなかっただけでなく、靖国に合祀したことはまったく知らされなかった」とし「合祀するのであれば、遺族に知らせ同意を得るのが当然ではないか」と怒りをにじませた。
聯合ニュース
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