【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が、韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の拘束について初めて報道した。
北朝鮮の国営ラジオ、朝鮮中央放送は17日、海外メディアの報道を引用し、韓国で史上初となる現職大統領拘束のニュースを「国際社会が緊急報道で伝え、政治的混乱に陥った傀儡(かいらい)韓国の現状況に注目している」と報じた。
朝鮮労働党機関紙の労働新聞と朝鮮中央放送は北朝鮮住民向けメディアで、尹大統領拘束のニ..
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【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が、韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の拘束について初めて報道した。
北朝鮮の国営ラジオ、朝鮮中央放送は17日、海外メディアの報道を引用し、韓国で史上初となる現職大統領拘束のニュースを「国際社会が緊急報道で伝え、政治的混乱に陥った傀儡(かいらい)韓国の現状況に注目している」と報じた。
朝鮮労働党機関紙の労働新聞と朝鮮中央放送は北朝鮮住民向けメディアで、尹大統領拘束のニュースが北朝鮮社会に急速に広まるとみられる。
朝鮮中央放送は、海外メディアが尹大統領の拘束令状執行の過程を「珍風景」と紹介したとし、「特に尹錫悦の悲惨な運命とさらに深まる韓国の混乱状況について評した」と伝えた。
また、「尹大統領が(大統領経験者の)全斗煥(チョン・ドゥファン)氏、盧泰愚(ノ・テウ)氏、李明博(イ・ミョンバク)氏、朴槿恵(パク・クネ)氏に続いて収監されるというもう一つの記録を残すことになった」「最悪の場合、死刑に処される」「今後、韓国の政治的混乱が長期化する懸念がある」など、海外メディアの見通しも引用した。
北朝鮮は昨年11月下旬からほぼ毎日、韓国で開かれた尹大統領退陣を求める集会などを労働新聞に掲載し、住民の韓国に対する敵対心をあおるために活用していた。
しかし、先月3日夜の尹大統領の「非常戒厳」宣言後は沈黙を続け、同11~12日に非常戒厳・弾劾政局について住民向けメディアで言及し、同14日の尹大統領の弾劾訴追案可決は2日後に報じた。今月初めに韓国内の混乱が拡大していると報じた後、韓国情勢に関する報道はなかったが、15日の尹大統領の拘束については2日後に海外メディアの報道内容や評価を中心に伝えた。
聯合ニュース
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