尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は15日午前11時から午後9時40分まで高位公職者犯罪捜査処(公捜処)で被疑者として取り調べを受けた後、京畿道義王市にあるソウル拘置所に拘禁された。警護車は10分後の午後9時50分ごろソウル拘置所に到着した。公捜処が拘束令状を請求した場合、尹大統領は令状審査結果が出るまで「拘引被疑者待機室」に入ることになる。
拘引被疑者待機室は広さが約9.9平方メートル(3坪)の..
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尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は15日午前11時から午後9時40分まで高位公職者犯罪捜査処(公捜処)で被疑者として取り調べを受けた後、京畿道義王市にあるソウル拘置所に拘禁された。警護車は10分後の午後9時50分ごろソウル拘置所に到着した。公捜処が拘束令状を請求した場合、尹大統領は令状審査結果が出るまで「拘引被疑者待機室」に入ることになる。
拘引被疑者待機室は広さが約9.9平方メートル(3坪)の独居房で、トイレ・テレビ・ソファ・寝具類などがあるという。簡易入所手続きさえすれば、トレーニングウエアなど私服の着用も可能だ。
しかし、公捜処が拘束令状を請求し、裁判所がこれを発行すれば、尹大統領は正式入所手続きを経て拘置所内の未決囚収容棟に収監される。そうなれば一般の収容者と同様に、氏名・住民登録番号・住所などの人的事項の確認や、簡単な身体検査を受けなければならない。未決囚用の「囚衣」を着なければならず、収容者番号を付け、いわゆる「マグショット(収容記録簿用の人物写真)」も撮らなければならない。朴槿恵(パク・クンヘ)元大統領や李明博(イ・ミョンバク)元大統領などの前例を考えると、拘引被疑者待機室とほぼ同じ広さの独居房に収容される可能性が高い。その場合もマットレス・机兼食卓・棚・テレビなどがあり、便器と洗面台も室内に設置されている。
尹大統領は拘置所に拘禁されても現職大統領なので、大統領警護処の警護を受ける。大統領警護法に基づき、大統領室の庁舎や公邸を離れたときに適用される、いわゆる「境外警護」が適用されるとのことだ。
大統領警護処は尹大統領が拘置所に拘禁されている間、ソウル拘置所を「警護区域」に指定する案を検討しているという。大統領警護処の関係者は「(拘置所などを指揮・監督する)法務部(省に相当)と協議し、具体的な警護案をまとめる」と語った。
一方、大統領警護員が拘置所内で警護活動をするかどうかについて、法務部の関係者は「警護員らは拘置所内に入っていない。具体的な警護協議事項は確認できない」と述べた。
ユ・ヒゴン記者、金耿必(キム・ギョンピル)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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