▲写真=UTOIMAGE
日本の三浦知良は、古くからのサッカーファンにとっておなじみの名前だ。1993年にカタールのドーハで行われたワールドカップ(W杯)米国大会アジア最終予選で、韓国は当時格下とみていた日本に不覚にも0-1で敗れたが、その時決勝ゴールを決めたのが三浦だった。
その三浦が今も現役でピッチを駆け回っているのだ。今年、日本のJ1リーグ(1部)に昇格した横浜FCは、4部リーグに相当する日本フットボールリーグ(J..
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▲写真=UTOIMAGE
日本の三浦知良は、古くからのサッカーファンにとっておなじみの名前だ。1993年にカタールのドーハで行われたワールドカップ(W杯)米国大会アジア最終予選で、韓国は当時格下とみていた日本に不覚にも0-1で敗れたが、その時決勝ゴールを決めたのが三浦だった。
その三浦が今も現役でピッチを駆け回っているのだ。今年、日本のJ1リーグ(1部)に昇格した横浜FCは、4部リーグに相当する日本フットボールリーグ(JFL)所属のアトレチコ鈴鹿に期限付き移籍していた三浦の移籍期間を2026年1月31日まで延長すると発表した。2005年から横浜FCに所属する三浦は、2022年に鈴鹿に期限付きで移籍し、その後ポルトガル2部のUDオリヴェイレンセでプレーしていたが、昨年は再び鈴鹿に期限付きで移籍した。両クラブの発表は三浦の背番号(11番)にちなんで11日午前11時11分に行われた。若くしてブラジルにサッカー留学し、1986年にサントスでプロ生活をスタートさせた三浦は、今回の契約延長によって40年目のプロ選手としてプレーすることになった。
1967年生まれの三浦は、来月26日には58歳になる。32年前に韓日戦で共にプレーした韓国代表の洪明甫(ホン・ミョンボ)監督より2歳上だ。50歳だった2017年3月にはJ2(2部)リーグの試合でゴールを決め、Jリーグ(1部・2部)最年長ゴール記録を打ち立て、22年11月にはJFLの最年長ゴール記録を更新した。昨年11月24日にはJFLマルヤス岡崎戦に出場し、自身の持つ最年長出場記録を57歳272日に更新した。厳格な食事管理と8時間睡眠、トレーニング後の温冷交代浴などが現役を長く続けられている秘訣(ひけつ)だという。
一方、「無理やり英雄に仕立てている」との批判もある。三浦は昨年、JFLの鈴鹿で12試合に出場したものの、ほとんどが途中交代で30分もプレーできず、得点はなかった。体力やテクニックなどあらゆる面で、20-30代の選手との競争に勝つのは難しく、最年長記録への執着が生み出した名ばかりの栄光にすぎないというわけだ。しかし実は、横浜FCが批判を甘受しながらも三浦との契約を延長した理由がある。横浜FCは、横浜では横浜F・マリノスに人気の面で圧倒されているが、三浦を所属させることで大きな宣伝効果を得ているのだ。三浦が鈴鹿で初めてプレーした2022年には、ほぼ全てのJFLチームで、最多観客数を記録した試合が鈴鹿との試合だった。三浦が2023年にポルトガルにレンタル移籍すると、JFLの総観客動員数は前年の半分ほどまで落ち込んだ。今年JFLでプレーを続けることになった三浦は「1分1秒でも長くピッチに立ち、一つでも多くゴールを決められるよう努力していく」と意欲を見せた。
チャン・ミンソク記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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