▲尹健永・共に民主党議員
進歩(革新)系最大野党「共に民主党」の尹健永(ユン・ゴンヨン)議員は13日、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が大統領警護処の幹部たちに「私を逮捕しようと接近する警察に、銃は駄目でも、刃物であっても携帯してとにかく阻止せよ」と指示した-と主張した。しかし尹大統領の弁護人団は「尹議員が虚偽事実を流布している」と反論した。
尹議員は13日午前、韓国国会で記者会見を開き「尹錫悦さんが12日にキム・ソンフ..
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▲尹健永・共に民主党議員
進歩(革新)系最大野党「共に民主党」の尹健永(ユン・ゴンヨン)議員は13日、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が大統領警護処の幹部たちに「私を逮捕しようと接近する警察に、銃は駄目でも、刃物であっても携帯してとにかく阻止せよ」と指示した-と主張した。しかし尹大統領の弁護人団は「尹議員が虚偽事実を流布している」と反論した。
尹議員は13日午前、韓国国会で記者会見を開き「尹錫悦さんが12日にキム・ソンフン警護処次長など警護処幹部6人と共に昼食を取った席で、武器の使用について話した」と主張した。尹議員は「大統領警護法上、現在の状況で警護官らが銃器や刃物など武器を使用することは明白な違法」としつつ「尹さんはこうした違法な指示を行ったのかどうか直ちに明らかにし、警護処職員を死地に追い込むキム次長もどのような回答をしたのか明らかにすべき」と述べた。
これに関連して尹大統領の弁護人団は「大統領は平素の日常的な業務マニュアルによる適法な職務執行を強調しただけで、(武器使用の)指示をした事実はない」「根拠のない情報提供で虚偽事実を公表したり大統領が物理的衝突をあおっているかのような誤解を呼び起こしたりすることは、全て『フェイクニュース』であって、全く事実ではない」とコメントした。
すると尹議員はフェイスブックに「大統領が先の金曜日、警護処幹部と食事をしたのか、しなかったのか。誰と何回、食べたのか。その席で武器の話をしたのか、しなかったのか。答えろ」と書き込んだ。
こうした中、一部メディアが「警護処警護第3部長がキム・ソンフン次長の辞任を要求し、すぐさま待機発令の措置が取られた」と報じたことについて、警護処は「警護第3部長は1月某日、某ホテルで警察の国家捜査本部の関係者2人と会い、(大統領官邸など)軍事主要施設物の位置など内部情報を伝えた事実が確認された。そのほか、幾つかのルートを通して機密事項を流出させた疑いが持たれており、法的措置のために人事措置を取った」と伝えた。また、ある総合編成チャンネルは「警護処の課長・部長級幹部が逮捕状への対応に関連して尹大統領の回答を13日の夜までに行うよう要求した」と報じた。この報道についても警護処は「全く事実ではない」と否定し「事実と異なる報道を控えてもらいたい」とした。
キム・ギョンピル記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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