【ソウル聯合ニュース】韓国南西部の務安国際空港で先月発生した旅客機事故の犠牲者遺族に対し、政府が10日に緊急生計費を支給する。
行政安全部の高綺童(コ・ギドン)長官代行は同日、中央災難(災害)安全対策本部の会議冒頭で「緊急支援は遺族のそれぞれの状況を考慮しながら支援限度と対象を拡大して弾力的に適用している」とし、「ひとまず緊急生計費300万ウォン(約32万円)を支給する」と述べた。
事故機のフライ..
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【ソウル聯合ニュース】韓国南西部の務安国際空港で先月発生した旅客機事故の犠牲者遺族に対し、政府が10日に緊急生計費を支給する。
行政安全部の高綺童(コ・ギドン)長官代行は同日、中央災難(災害)安全対策本部の会議冒頭で「緊急支援は遺族のそれぞれの状況を考慮しながら支援限度と対象を拡大して弾力的に適用している」とし、「ひとまず緊急生計費300万ウォン(約32万円)を支給する」と述べた。
事故機のフライトデータレコーダー(FDR)は前日から米国家運輸安全委員会(NTSB)と共同でデータの取り出しを行っている。事故原因の調査は客観性、公正性、透明性を確保しつつ徹底的に進める。
高氏は「国民が安心できるよう空港と航空会社に対する特別安全点検を通じて改善すべき点を見極め、可能なことから直ちに措置を取る」とし、「8日から全国の13の空港の航行安全施設に対する特別点検を終え、結果を分析している」と述べた。
また、国土交通部が国内の航空会社11社に対し、務安空港のように航空機を誘導する「ローカライザー」と呼ばれる装置が構造物の上に設置された空港に就航する場合は経験豊富なパイロットを乗務させ、運航のたびに特別教育を実施するよう緊急安全措置を取ったと説明した。
タイ・バンコクを出発したチェジュ航空の旅客機は先月29日、着陸の際に車輪が正常に降りず務安空港に胴体着陸を試みたが、コンクリート製の構造物に衝突し、炎上した。同事故で乗員乗客181人のうち、乗員2人を除く179人が死亡した。
聯合ニュース
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