▲イラスト=UTOIMAGE
アフリカ南部ジンバブエに住む7歳の少年が、ゾウやライオンなどの猛獣が生息する草原に迷い込んだが、五日後に奇跡的に生還し、話題になっている。
米国ABCニュースなど海外メディアによると、昨年12月27日にジンバブエ北部の村で、ティノテンダ・プドゥ君の行方が分からなくなった。しばらくしてプドゥ君がいなくなったことに気付いた村の住民たちは、捜索隊を結成し、村の方角を知らせるために大きな太鼓を鳴らしたが..
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▲イラスト=UTOIMAGE
アフリカ南部ジンバブエに住む7歳の少年が、ゾウやライオンなどの猛獣が生息する草原に迷い込んだが、五日後に奇跡的に生還し、話題になっている。
米国ABCニュースなど海外メディアによると、昨年12月27日にジンバブエ北部の村で、ティノテンダ・プドゥ君の行方が分からなくなった。しばらくしてプドゥ君がいなくなったことに気付いた村の住民たちは、捜索隊を結成し、村の方角を知らせるために大きな太鼓を鳴らしたが、プドゥ君は見つからなかった。警察や国立公園の管理員などが合同で捜索したが、豪雨に阻まれて捜索は何度か中断した。
その後、マトゥサドナ国立公園で人間の足跡が見つかったため、これを追跡した結果、行方不明から五日たった12月31日にプドゥ君を発見した。プドゥ君が発見されたマトゥサドナ国立公園は、村からおよそ48キロ離れている。この国立公園は面積が1400平方キロメートル超の巨大な自然保護区域で、ライオン40頭をはじめゾウ、ヒョウ、アフリカスイギュウ、カバ、シマウマなどさまざまな野生動物が生息している。
プドゥ君はこの公園で、木の実を獲って食べたり、干上がった川底を掘って水を飲んだりしながら生き延びていたという。ムッサ・ムロムベジ議員はSNS(交流サイト)に「プドゥ君は、ライオンの鳴き声が鳴り響きゾウが歩く自然の中の、高地にある岩場で眠っていた」「公園の管理員と住民たちが最後まで諦めなかったおかげで少年の命を救うことができた」とつづった。
チェ・ヘスン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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