▲イラスト=UTOIMAGE
全羅南道の務安国際空港事故現場に、犠牲者たちを悼む人々の列が絶えない中、事故時にチェジュ(済州)航空機を操縦していた機長の兄が書いた手紙が貼られているのが分かった。
12月31日、務安空港滑走路近くの鉄柵には、事故機を操縦した機長の兄が書いた自筆の手紙がキムパプ(韓国のり巻き)や使い捨てカイロと共に置かれていた。
手紙には「来たよ。孤独な死闘に臨んだことを思うと、とても胸が痛む」「お前は本当に立..
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▲イラスト=UTOIMAGE
全羅南道の務安国際空港事故現場に、犠牲者たちを悼む人々の列が絶えない中、事故時にチェジュ(済州)航空機を操縦していた機長の兄が書いた手紙が貼られているのが分かった。
12月31日、務安空港滑走路近くの鉄柵には、事故機を操縦した機長の兄が書いた自筆の手紙がキムパプ(韓国のり巻き)や使い捨てカイロと共に置かれていた。
手紙には「来たよ。孤独な死闘に臨んだことを思うと、とても胸が痛む」「お前は本当に立派だった。十分よくやったので、今は暖かいところで幸せになってほしい。ありがとう。そして、申し訳ない」と書いてある。
事故機の機長は6800時間を越える飛行経験を持つ「韓国空軍出身のベテラン・パイロット」だったという。空軍学士将校パイロットの出身で、2014年にチェジュ航空に入社、2019年3月に機長になった。飛行経験は計6823時間で、機長としての飛行経験は2500時間以上に達する。
その他にも、鉄柵のあちこちには菊の花をはじめ、使い捨てカイロ、酒、飲み物、パン、キムパプなど、犠牲者たちへの供え物があった。
事故直前に胴体着陸を試みた機長と副機長に哀悼の意を込めた手紙を残していった人もいた。この手紙には「乗客を救おうと最善を尽くした機長、副機長、そして乗務員の皆さん、本当にありがとうございました」「搭乗者の皆さん、安らかにお眠りください」と書かれていた。
韓国政府は来年1月4日までを国家哀悼期間と定め、ソウルや世宗など韓国すべての広域自治体(17市・道)と務安空港事故現場に合同焼香所を設置した。焼香所は誰でも弔問することができる。
チョン・アイム記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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