▲イラスト=UTOIMAGE
200億ウォン(約22億円)台の賄賂を受け取った罪で執行猶予付き死刑判決を受けた中国の大手国有銀行・中国銀行の元会長、劉連舸被告(63)を巡り、衝撃的なプライベートが最近になって明らかになった。香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストが25日(現地時間)、報じた。
報道によると先月、収賄罪に問われた劉・元会長に対する有罪判決が下されて以降、劉・元会長が結婚と離婚を繰り返していたことや、長年にわた..
続き読む
▲イラスト=UTOIMAGE
200億ウォン(約22億円)台の賄賂を受け取った罪で執行猶予付き死刑判決を受けた中国の大手国有銀行・中国銀行の元会長、劉連舸被告(63)を巡り、衝撃的なプライベートが最近になって明らかになった。香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストが25日(現地時間)、報じた。
報道によると先月、収賄罪に問われた劉・元会長に対する有罪判決が下されて以降、劉・元会長が結婚と離婚を繰り返していたことや、長年にわたって派手な女性関係を繰り広げていたことが注目を集めている。劉・元会長が中国金融界の大物として台頭した背景には、上層部の子女である最初の妻の役割が非常に大きかったとされている。しかし、劉・元会長は多くの女性と内縁関係にあり、これまでに4回結婚していることが分かった。
特に、最近の4回目の結婚相手が息子の元恋人であることが判明し、大きな衝撃を与えている。かつて息子は結婚を約束した恋人を家族に紹介したが、このとき劉・元会長は「相手の家柄が我々のレベルに合わない」として結婚に反対し、別れるよう強要したという。父親の強硬な態度により、息子は最終的に恋人と別れたが、その半年後に劉・元会長はこの女性との結婚を宣言したのだ。息子はこの事実を知った後、深刻なうつ病を患ったという。
吉林省出身の劉・元会長は、中国人民銀行で約20年間勤務し、中国輸出入銀行の副総裁と総裁、中国銀行の総裁を歴任した後、2019年から中国銀行の取締役会会長兼党委員会書記を務めていた。しかし、習近平国家主席の主導で党・政府の高位職に対する汚職取り締まりや粛清が数年間続く中、不正行為の調査を受けることになり、複数の不正が明るみに出て昨年3月に失職した。
劉・元会長は2010年から昨年までの間に1億2100万元(約26億円)の賄賂を受け取って、融資条件を満たさない企業に33億2000万元の融資を行い、結果的に1億9070万元以上の元本損失を引き起こした疑いが持たれている。中国山東省済南市の中級人民法院(地裁)は先月行われた一審で、全ての容疑を有罪と認め、執行猶予付き死刑判決を言い渡した。この執行猶予付き死刑判決は、刑の執行を2年間猶予した上で、その間の服役態度などを考慮して無期懲役に減刑する中国国内の司法制度だ。
ムン・ジヨン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
Copyright (c) Chosunonline.com