▲イラスト=UTOIMAGE
長期間の戦争で大砲や砲弾が不足してきたロシアが、北朝鮮製の兵器を大量に供給してもらい、北朝鮮に対する武器依存をますます深めているという。米国の経済専門メディア『フォーブス』が19日(現地時間)に報じた。
同メディアによると、ウクライナの軍事専門ブロガー「exilenova_plus」が通信アプリ「テレグラム」に開設しているチャンネルに同日、北朝鮮製自走砲がロシアの貨物列車に乗せられて運ばれている..
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長期間の戦争で大砲や砲弾が不足してきたロシアが、北朝鮮製の兵器を大量に供給してもらい、北朝鮮に対する武器依存をますます深めているという。米国の経済専門メディア『フォーブス』が19日(現地時間)に報じた。
同メディアによると、ウクライナの軍事専門ブロガー「exilenova_plus」が通信アプリ「テレグラム」に開設しているチャンネルに同日、北朝鮮製自走砲がロシアの貨物列車に乗せられて運ばれている様子を捉えた動画がアップロードされた。ロシアで北朝鮮製自走砲の輸送場面がキャッチされたのは、先月に続いて2回目だ。
▲ソーシャルメディアに今年11月、ロシア中部クラスノヤルスクで北朝鮮製のM1989「コクサン」170ミリ自走砲が目撃された、という主張と共に写真が載った。/写真=X
これらの場面は、ロシアの自走砲が不足していることを示すもの、と同メディアは伝えた。北朝鮮製M1989「コクサン」自走砲は170ミリ砲弾を使用する。170ミリ砲弾を撃つ大砲は世界でもM1989とその関連モデルだけで、122ミリあるいは152ミリなどが主力のロシアの砲弾の規格とは互換性がない。この170ミリ砲弾を作る工場が存在するのは北朝鮮だけという可能性もある。
北朝鮮は今年の冬まで、ロシアが自国で生産できる口径の砲弾を主に供給してきたが、前線に投入されるM1989自走砲が増えたことで、ロシア軍の北朝鮮製兵器への依存度が深まるだろう-と『フォーブス』は分析した。
ロシア軍は2022年2月のウクライナ侵攻当時、およそ2000両の自走砲を保有していたが、このうち800両はウクライナ軍によって破壊され、数百両は砲身の損傷などで戦闘への投入が難しい状態だという。
同メディアは、砲弾を供給する見返りとして北朝鮮がロシアから海底核兵器技術の移転を受ける可能性がある、との見方を示した。
米インド・太平洋軍司令官のサミュエル・パパロ海軍大将は先月、公開の場で「北朝鮮が武器や兵力を提供する見返りとして、ロシアはミサイルや潜水艦技術を提供したか、あるいは提供する公算が高い」と語った。北朝鮮が、海底の潜水艦から核弾頭搭載の弾道ミサイルを発射する技術をロシアから手に入れる可能性があるというわけだ。
チェ・ヘスン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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