「非常戒厳を宣布するほかなかった状況を弾劾審判で疎明したい」 憲法裁の判断に期待する尹大統領、共に民主・李在明代表の裁判日程も考慮か

2024/12/12 11:55

〈非常戒厳の波紋〉

■下野ではなく弾劾を選んだ四つの理由

 尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が保守系与党「国民の力」から提案された来年2-3月の早期退陣ではなく、弾劾訴追されてでも法的対応を取る側を選んだ背景を巡って、韓国政界では幾つかの解釈が出ている。大統領府周辺の人物は、表面的な理由として「大統領は、非常戒厳を宣布するほかなかった切迫した状況を憲法裁判所の弾劾審判の過程で疎明したい、という意志が強いようだ」と説明し..

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