【週刊朝鮮】韓国の保守系与党「国民の力」で浮上した韓東勲(ハン・ドンフン)代表の「党員掲示板疑惑」。この疑惑が持ち上がった直後、党員掲示板が突如8時間あまりの点検に入り、「作成者検索機能」が消えたことを巡って、同党メディア特別委員会のイ・ジュンウ委員が「党員掲示板を担当する党の広報局も知らぬ間に行われたこと」「外部の業者などに指示して改編したのではないかと疑われる」と明かした。
11月28日にイ..
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【週刊朝鮮】韓国の保守系与党「国民の力」で浮上した韓東勲(ハン・ドンフン)代表の「党員掲示板疑惑」。この疑惑が持ち上がった直後、党員掲示板が突如8時間あまりの点検に入り、「作成者検索機能」が消えたことを巡って、同党メディア特別委員会のイ・ジュンウ委員が「党員掲示板を担当する党の広報局も知らぬ間に行われたこと」「外部の業者などに指示して改編したのではないかと疑われる」と明かした。
11月28日にイ委員は、「週刊朝鮮」の電話取材に対し「(韓代表とその家族の名義で党員掲示板に尹錫悦〈ユン・ソンニョル〉大統領夫妻を中傷する書き込みが多数行われたという問題が初めて浮上した直後の)11月6日早朝、党員掲示板ホームページが新たに整備されるとして8時間ほど書き込みができず、アクセスできないなど、閉鎖状態になった」として、このように語った。ホームページの点検直後、「国民の力」はメディアを通して「同日午前1時から午前9時30分までおよそ8時間30分にわたり、党員掲示板に文章は作成できなかった」と発表している。この時間に掲示板に接続すると「点検中」という案内メッセージが表示されていたことが分かった。
イ委員は「担当部署も知らぬ間に党員掲示板が閉鎖され、再改編されるというのはあり得ない」としつつ「このとき、作成者検索機能のタブがなくなった」と説明した。もともと「韓東勲党員掲示板疑惑」は、匿名の党員掲示板に作成者検索機能が残っていて、一部のネットユーザーが韓代表や韓代表の家族の名前を検索してみたことに伴って浮上した。あるユーチューバーが11月5日の夜に動画を配信したことで疑惑が増幅された。朱晋佑(チュ・ジンウ)国民の力法律諮問委員長は翌6日、ホームページの点検後に「昨日の、党員掲示板に関連するあるユーチューバーによる虚偽事実流布は明白に事実ではないので、法的対応を行う予定」と表明した。
またイ委員は、党員掲示板の管理責任者が特定人物の指示を受けたこともあり得るという疑惑を提起し「党員掲示板における尹錫悦大統領夫妻に関する書き込みはおよそ3万1000件で、韓東勲代表に関する書き込みはおよそ10万件と検索されているが(11月27日現在)、尹大統領夫妻に関する書き込みの内容は大部分が批判的な性格を有し、韓代表に関する書き込みは大部分が賞賛の性格を有する」「つい最近まで、尹大統領夫妻に関する残忍なコメントはそのまま残っていた」と明かした。
ホームページの点検後、韓代表の家族名義で作成されたコンテンツは全て削除されたことが確認されている。ホームページの点検後、国民の力関係者はメディアを通して「(作成者検索機能が残っている)電算ミスを早朝に確認し、措置を取った」とし「ハン・ドンフンという同じ名前の別人は8人いることが判明した。(物醸しているいるコンテンツの作成者が)韓東勲代表ではないことは確実」と発表した。「同じ名前の別人」という党側の釈明が登場したのはこのときが初めてだ。
ホームページが点検された日、国民の力側はメディアを通して「党員掲示板の問題とは別に、国民の力のホームページがDDos(分散型サービス拒否)と推定される外部からの攻撃を受け、一時的にアクセス障害に直面した」とも発表している。国民の力関係者は、ホームページの点検後に「きのうホームページが15分ほど、一時的にダウンしたが、DDos攻撃に伴うものであることを把握した」「深刻なレベルではなく、セキュリティーはきちんとしており、すぐに措置が取られた」と語った。
クォン・アヒョン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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