▲イラスト=UTOIMAGE
米政府が人工知能(AI)を開発するのに必要な中核部品「広帯域幅メモリー(HBM)」の中国輸出を規制した。これに対して、中国商務省は断固として反対するとの見解を表明した。
米商務省産業安全保障局(BIS)は2日(現地時間)、輸出規制対象品目に特定のHBM製品を追加すると発表した。HBMとはDRAMを垂直に積み上げて作った高性能メモリーで、人工知能加速器を稼動させるのに必要なものだ。
米商務省は今回..
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米政府が人工知能(AI)を開発するのに必要な中核部品「広帯域幅メモリー(HBM)」の中国輸出を規制した。これに対して、中国商務省は断固として反対するとの見解を表明した。
米商務省産業安全保障局(BIS)は2日(現地時間)、輸出規制対象品目に特定のHBM製品を追加すると発表した。HBMとはDRAMを垂直に積み上げて作った高性能メモリーで、人工知能加速器を稼動させるのに必要なものだ。
米商務省は今回の輸出規制に外国直接産品ルール(FDPR=Foreign Direct Product Rules)を適用した。米国ではない他の国で作った製品でも、米国製ソフトウェアや装備、技術などが使われているならば、今回の輸出規制に従わなければならないということだ。
米商務省はHBMの性能単位「メモリー帯域幅密度」が1平方ミリメートル当たり2GB/sより高い製品を規制すると発表した。現在生産されている全てのHBMのスタックがこの基準を超える。
世界のHBM市場は韓国のSKハイニックスとサムスン電子、そして米マイクロンが掌握している。今回の米国による対中輸出規制措置は、サムスン電子とSKハイニックスに及ぼす影響は制限的だと予想されている。韓国政府関係者は「韓国企業におけるHBMの対中輸出物量は多くなく、米国の輸出規制に伴う影響は大きくないだろう」と述べた。
ホン・ダヨン記者、ユン・ヒフン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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