▲写真=UTOIMAGE
【NEWSIS】韓国で2番目に高い山・智異山のふもとで、1949年以来75年ぶりにヤマセミが確認され、注目されている。野生動物生態写真家のチェ・サンドゥ氏が2日に明らかにした。
チェ・サンドゥ氏によると、先月26日午前11時30分ごろ、智異山のふもとの河川でヤマセミを撮影したという。ヤマセミは体長38センチメートル前後で、韓国を訪れるカワセミ科の鳥類の中では最も大きく、中国と日本では季節による移..
続き読む
▲写真=UTOIMAGE
【NEWSIS】韓国で2番目に高い山・智異山のふもとで、1949年以来75年ぶりにヤマセミが確認され、注目されている。野生動物生態写真家のチェ・サンドゥ氏が2日に明らかにした。
チェ・サンドゥ氏によると、先月26日午前11時30分ごろ、智異山のふもとの河川でヤマセミを撮影したという。ヤマセミは体長38センチメートル前後で、韓国を訪れるカワセミ科の鳥類の中では最も大きく、中国と日本では季節による移動をしない「留鳥」だ。
韓国で最後に記録があるヤマセミは1949年2月13日にソウルで採集された1個体で、その後、標本が梨花女子大学自然史博物館に所蔵されたという。それ以降、韓国では姿を消していたが、今回75年ぶりに智異山のふもとで発見されたものだ。
ヤマセミは普通、水深が浅く、水が流れるうっそうとした山間の渓谷または湖畔に生息しており、魚を食べ、警戒心が強いために接近しにくい。巣は川辺の土の崖に穴を掘って作り、四季を通じて縄張りを守り、1河川に1つがいだけ生息するという特徴がある。
智異山のふもとの河川は砂と岩が多くて水深が浅く、人間の干渉が比較的少ない環境で、カワウソの生息密度が高い場所だ。
チェ・サンドゥ氏は「智異山水系は生態景観保全地域に指定されるのに十分な場所で、美しい自然景観を誇るべき所だ。地方自治体が無分別な河川毀損(きそん)を防がなければならず、汚染低減対策を立てなければならない」と語った。
智異山がかかっている慶尚南道咸陽郡の関係者は「韓国で見つけるのが難しかった鳥類が発見されたのは意味が大きい。生物多様性が豊かな智異山一帯の水系は生態景観保全地域に指定されるのに十分だ」と述べた。
ソ・ヒウォン記者
NEWSIS/朝鮮日報日本語版
Copyright (c) Chosunonline.com