【ソウル聯合ニュース】韓国軍は17日、北朝鮮が同日未明、南北軍事境界線に近い江原道北部で全地球測位システム(GPS)妨害電波を発信したと明らかにした。GPS妨害電波の発信は10日連続で、初期には朝鮮半島西の黄海の境界線付近で行われたが、14日からは京畿道や江原道北部などでも妨害電波が確認されている。
最近は5~6月に比べると出力量が下がり、発信時間も短く、方向も多様だ。韓国軍当局は北朝鮮軍が無人機..
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【ソウル聯合ニュース】韓国軍は17日、北朝鮮が同日未明、南北軍事境界線に近い江原道北部で全地球測位システム(GPS)妨害電波を発信したと明らかにした。GPS妨害電波の発信は10日連続で、初期には朝鮮半島西の黄海の境界線付近で行われたが、14日からは京畿道や江原道北部などでも妨害電波が確認されている。
最近は5~6月に比べると出力量が下がり、発信時間も短く、方向も多様だ。韓国軍当局は北朝鮮軍が無人機の飛来に対応し、GPS妨害電波を発する訓練を実施していると分析している。合同参謀本部のイ・ソンジュン広報室長は12日の記者会見で、「主に無人機の出現に備えた自主的な訓練が目的」と述べた。
北朝鮮のGPS妨害電波発信は韓国軍の装備や作戦には影響を与えないが、民間の船舶や航空機の運航には影響を及ぼす。与党「国民の力」の鄭熙溶(チョン・ヒヨン)国会議員が科学技術情報通信部から提出を受けた資料によると、北朝鮮のGPS妨害電波発信が始まった2010年8月から今月13日まで基地局や航空機、船舶(漁船・旅客船・軍艦など)に障害が発生したケースは計7270件だった。今年は3月から最近まで1936件のGPS妨害電波発信や障害被害があった。
北朝鮮がGPS妨害電波を発生している場所は開城や金剛山、海州、平康など複数あるという。
聯合ニュース
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