▲2024年10月22日、インターネット・コミュニティー・サイト「ネイバー・カフェ」の「痛いから社長だ」に掲載された投稿。雨の日、はだしで歩いてきたホームレス男性に靴下と靴をプレゼントした洋服店経営者の姿が見える。写真=ネイバー・カフェ「痛いから社長だ」より
【NEWSIS】はだしで店にやってきたホームレス男性を追い出さず、お金も受け取らずに靴下や靴を履かせ、送り出した洋服店経営者の行動が話題になっている。
先月22日、インターネット・コミュニティー・サイト「ネイバー・カフェ」の「痛いから社長だ」に「店に入ってきたホームレス…」というタイトルの投稿が掲載された。
投稿者は大田市中区内で洋服店を経営しているAさんだ。
投稿によると、一日中雨が降った先..
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▲2024年10月22日、インターネット・コミュニティー・サイト「ネイバー・カフェ」の「痛いから社長だ」に掲載された投稿。雨の日、はだしで歩いてきたホームレス男性に靴下と靴をプレゼントした洋服店経営者の姿が見える。写真=ネイバー・カフェ「痛いから社長だ」より
【NEWSIS】はだしで店にやってきたホームレス男性を追い出さず、お金も受け取らずに靴下や靴を履かせ、送り出した洋服店経営者の行動が話題になっている。
先月22日、インターネット・コミュニティー・サイト「ネイバー・カフェ」の「痛いから社長だ」に「店に入ってきたホームレス…」というタイトルの投稿が掲載された。
投稿者は大田市中区内で洋服店を経営しているAさんだ。
投稿によると、一日中雨が降った先月22日、客がいなかった午後に、白いひげがモジャモジャ生えている男性が店に入ってきたという。
雨で全身びしょぬれになり、服からは水がポタポタ落ちていた。Aさんは一目でその男性がホームレスであることに気づいたそうだ。
男性は何を言っているのか分からない言葉をつぶやきながら、店のあちこちを歩き回っていたが、「冬服はいくらですか」と一言、問いかけたかと思うと、少しして店を出てしまった。
出て行く男性の後ろ姿を見ていたAさんは、男性が雨の日であるのにもかかわらず、はだしで、しかも足がむくんでいるのに気付き、店を飛び出して追いかけた。そして、その男性を見つけ出して、また一緒に店に入った。
Aさんは男性に、売り物の靴下と運動靴を履かせて送り出した。Aさんは後にその状況を振り返って「我慢できなかったから」と説明した。
事実、Aさんの店も商売がうまくいっているとは言えないという。それでもAさんは「たぶん、その状況をそのまま無視していたら、後々まで後悔していただろう。私には十分にしてあげられることだったし、その行動は当然だと思う」と言った。
Aさんは25日、最初に投稿した文を直して、その後の出来事を掲載した。
2回目の投稿によると、25日夜9時ごろ、Aさんから靴下と靴を受け取った男性が再び店を訪れたという。Aさんは「(男性が)モジャモジャだった白いひげを全部そり落とし、散髪していたので、別人だと思った」とつづった。
男性はポケットから自分の証明写真を取り出して見せ、「朝すぐに撮った証明写真です。これで住民登録証(身分証)を再発行してもらってお金を稼ぎ、靴代をお返しします」と言った。
Aさんは男性に「『プレゼントだから大丈夫です』と言った。今回のことを通じて、私の小さな行動が誰かの心に響いたということが分かった。より多くの恵みを分けていきながら、私も一生懸命生きていきたい」と書いた。
これを読んだ人々は「その方(ホームレス男性)に生きる動機を与えた、本当に大きな一筋の光だったのだろう。金銭的なことより、そのように心にゆとりがある方は本当にすてきだし、すばらしい」「このような出来事がニュースになって、(投稿者の洋服店が話題になり)繁盛してほしい」といったコメントを寄せている。
ホン・ジュソク記者
NEWSIS/朝鮮日報日本語版
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