▲TV朝鮮の放送画面のキャプチャー
学業を目的として北朝鮮からロシアを訪れた人の数が、過去3カ月でおよそ3700人に達することが判明し、この人々は留学生ではなく派遣された北朝鮮兵士である可能性が提起された。
米国の自由アジア放送(RFA)は現地時間の8日、ロシアの連邦統計庁が発表した外国人統計資料を引用して「今年7月から9月までの第3四半期に北朝鮮からロシアを訪れた人は合計5236人」と報じた。
このうち、学業を目的として訪問した..
続き読む
▲TV朝鮮の放送画面のキャプチャー
学業を目的として北朝鮮からロシアを訪れた人の数が、過去3カ月でおよそ3700人に達することが判明し、この人々は留学生ではなく派遣された北朝鮮兵士である可能性が提起された。
米国の自由アジア放送(RFA)は現地時間の8日、ロシアの連邦統計庁が発表した外国人統計資料を引用して「今年7月から9月までの第3四半期に北朝鮮からロシアを訪れた人は合計5236人」と報じた。
このうち、学業を目的として訪問した人は3765人で、今年第1四半期および第2四半期に学業目的で北朝鮮からロシアを訪れた人はそれぞれ38人、332人だったのに比べ、大幅に増えていた。
専門家の間からは、今年第3四半期に学業目的で北朝鮮から多数の人が突然ロシアを訪れたのは、最近の北朝鮮軍派兵と関連しているのではないか―という見方が出ている。
通常、北朝鮮は学業を装って外国から労働者を迎え入れたり、外国に人間を派遣したりもする。
だが、ロシア国内の北朝鮮労働者の状況に詳しい消息筋は、朝ロが国際法を公然と無視している状況において両国が訪問目的を偽装することはありそうにない、との見方を示した。
北朝鮮の人間が学業目的でロシアを訪れれば、滞在先の警察の取り締まりに遭うなどの不都合もあり、また最近北朝鮮はロシアに労働者をほとんど派遣しない傾向にあることから、これは北朝鮮から派兵された人々だという推測の重みが増している。
米ホワイトハウスのジョン・カービー国家安全保障会議(NSC)戦略広報調整官は先月23日、「北朝鮮が10月初めから中旬にかけて、少なくとも3000人の軍人を船でロシアに移動させたとみている」と明かしていた。
イ・ジョンミン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
Copyright (c) Chosunonline.com