▲イラスト=UTOIMAGE
中国のネット通販「アリエクスプレス(AliExpress)」で購入した未認証の歯科用機器を患者の治療に使用していた歯科医師らが韓国関税庁に摘発された。
韓国関税庁ソウル本部税関は6日、韓国で認証されていない歯科用機器1万1349点(1億4000万ウォン〈約1550万円〉相当)を韓国に密輸し、患者の治療に使っていた歯科医師13人を摘発したと発表した。
歯科医師らは2022年12月から今年4月にかけ..
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中国のネット通販「アリエクスプレス(AliExpress)」で購入した未認証の歯科用機器を患者の治療に使用していた歯科医師らが韓国関税庁に摘発された。
韓国関税庁ソウル本部税関は6日、韓国で認証されていない歯科用機器1万1349点(1億4000万ウォン〈約1550万円〉相当)を韓国に密輸し、患者の治療に使っていた歯科医師13人を摘発したと発表した。
歯科医師らは2022年12月から今年4月にかけ、1184回にわたってアリエクスプレスで治療に使う医療用歯科機器を購入し、これを自宅で使う物品と偽って輸入の手続きをすり抜け、免税状態で韓国に持ち込んだ疑いが持たれている。
摘発された歯科用機器は虫歯の治療や歯の切削に使う歯科用ドリル、患者の歯ぐきに直接触れる口腔麻酔用注射器などだった。
医療機器を輸入するためには購入価格が150ドル以下であっても、食品医薬品安全処の医療機器輸入許可を受けた上で、目録通関ではなく正式な輸入通関手続きを経なければならない。ただし、自己治療など一部のケースは除外されることもある。
摘発された歯科医師らはこの事実を知りながらも、費用を節約するために海外のオープンマーケットで機器を購入し、治療に使っていたことが分かった。また、オンラインのグループチャットで医療機器の海外ネット通販情報を共有していたことも分かった。
ソウル本部税関は「国民の健康を守るために、未認証・無許可の医療機器などの物品が韓国国内に搬入されないよう、海外サイトからの直接購入品の通関管理を強化する」とした上で「韓国での流通のモニタリングも続けていく」と明らかにした。
チョン・アイム記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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