日本被団協のノーベル平和賞受賞と陜川の被爆者【コラム】

2024/11/10 11:25

▲慶尚南道陜川郡にある原爆被害者福祉会館。米軍により広島と長崎に原子爆弾が投下された1945年、現地に住んでいた韓国人被爆者たちが集まって暮らしている。/陜川=キム・ドンヒョン記者

 慶尚南道陜川郡の原爆被害者福祉会館を初めて訪れたのは、大学生だった2018年8月のことだ。太平洋戦争末期の1945年8月、米軍による広島と長崎への原爆投下当時に被爆した韓国人たちが住んでいる所だ。訪問前までは韓国人被爆者がいるということも知らなかった。「被爆1世」の老人たちに原爆投下当時の話を聞いた時は悲しみよりも自分の無知さ加減が恥ずかしくなった。一緒に行った日本人の友人が、あるおばあさんの証..

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